内容説明
現代のニッポン人は何を作って食べてきた?家庭料理40年の進化がまるわかり。読めばおなかがすく!作りたくなる!代表150冊のレシピ本から紹介。
目次
第1章 家庭料理の新常識(『きのう何食べた?』と『逃げ恥』の卓食;コロナ禍で食卓はどう変化したのか ほか)
第2章 コロナ禍で爆発!時短ブーム(あると助かる「つくりおき」;進化する時短技術 ほか)
第3章 男性たちの得意技(男たちの手抜き料理;料理人から習いたい ほか)
第4章 自炊力が欲しい!(一人で食べる?二人でつくる?;基礎から料理を学びたい ほか)
第5章 パンとお菓子を作りたい!(映える!?サンドイッチの楽しみ;時短になったパンレシピ ほか)
著者等紹介
阿古真理[アコマリ]
作家・生活史研究家。1968年兵庫県生まれ。神戸女学院大学を卒業後、大阪の広告制作会社を経て1996年よりフリー。1999年に東京に拠点を移し、ジャーナリズムの世界に入る。『東洋経済オンライン』、『現代ビジネス』、『FRaU』、『クックパッドニュース』などのウェブマガジンで食のトレンド、家事、ジェンダーをテーマに執筆するほか、食を中心にした暮らしの歴史やジェンダー関連の本を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
36
“台所の担い手にとって、最大の悩みは「きょうの献立」を決めることである。そのヒントが、今はインターネットで気軽に探せるようになった。” 時代が移り変わるとともに、料理本も変化を遂げていく。料理にも流行の波があり、本格的に手間ひまかけて、逆に手軽に時短でと、選択肢がどんどん増えていく。子どもの頃から料理本と料理番組が大好きで、読んだことのある懐かしい先生方の本も沢山あった。好きなのが山本ゆりさんと同じ本で笑った。めんつゆ等、ラクして味が決まる合わせ調味料は、濃い味に慣れすぎてしまわないか心配、には同意。2023/05/12
おかむら
35
「小林カツ代と栗原はるみ」の著者が、その後の料理レシピ本150冊を精読し、今のトレンドを探る。SNS出身の人気料理家も結局まだ紙の本を出してるんだなー。タサン志麻とか山本ゆりとかリュウジとかの来歴がわかるのはよかった。大作なのでできれば人名索引が欲しかった。滝沢カレンの料理本「カレンの台所」はちょっと読んでみたい。たぶんめっちゃ合わないことを確認したい。2022/02/10
かおりん
29
家庭料理、レシピの歴史が一纏めになってる。ネットでレシピは充実し情報過多。城戸崎愛さんのレシピは昔見てた。2007年彼ごはんのSHIORI、ESSEのつくおき、15年おにぎらず、17年一汁一菜、16年スキレットレシピ、時短レシピ、17年地味弁、山本ゆり、たっきーママ、藤井弁当、ミキママ、15年沼サン。クックパッド、DELISH KITCHEN。活用してるもの、懐かしいものがたくさんあった。令和は何が流行りどう変わっていくか。2022/10/02
チャッピー
22
ここ数年の人気の料理家たちとブログやYouTube、売れたレシピ本、作り方の傾向、流行りの弁当、サンドイッチなどなど…。同じ著者の『小林カツ代と栗原はるみ』で読んだ昭和に比べて、令和っていい時代。時短も手抜きもOK。料理って楽しい!2022/01/14
むつこ
21
知ってる料理研究家さんの名前がてんこ盛り。昭和の料理本からTVへ、雑誌、ネットと時代が流れ、一つの料理も次々と変化してきた。「今」が最高!最良!じゃないのね。この先、あの料理はどう変化するするのだろう。知っていることも多いけれど、目からウロコの愛読書にしようかな(今回は図書館本)2023/10/20