内容説明
認知症は「治らない」と言われてきました。けれど、患者さん一人一人の症状をよく見きわめ、ていねいな治療と対応を行えば、認知症の改善は可能です。多くの患者さんと、家族の笑顔を取り戻してきた医師が、豊富な実例と具体的なアドバイスで、認知症の治し方を紹介。
目次
1 認知症の治し方を私に教えてくださった患者さんたち(初めての患者さんは、認知症治療薬の副作用の見本(!?)だった
ピック病との出会いは追いかけっこから始まった ほか)
2 もの忘れだけが認知症ではありません タイプと症状は人それぞれ(認知症にはいろいろなタイプがあります:認知症の症状には、中核症状と周辺症状があります ほか)
3 薬が原因で認知症の症状が出ている可能性があります(抗認知症薬が症状を悪化させることがあります;抗認知症薬の種類と特徴 ほか)
4 認知症の治療は保険薬+漢方薬+サプリメントの3本だて(周辺症状は陰性と陽性に分けて、治療計画を立てます;薬剤を興奮系と抑制系に分けて使います ほか)
5 認知症のタイプ別治療法と症状が改善した実例(アルツハイマー型認知症の中核症状は「MMA作戦」で改善できます;レビー小体型認知症の治療は、低用量の薬で7~8割の改善をめざします ほか)
著者等紹介
松野晋太郎[マツノシンタロウ]
市川フォレストクリニック院長。1971年生まれ。2002年宮崎医科大学卒業後、千葉大学医学部第三内科(現循環器内科)に入局。千葉県立東金病院内科、船橋市立医療センター循環器科、千葉大学大学院医学研究院循環病態医科学、千葉大学病院循環器内科勤務を経て、2013年から認知症治療をスタート。2013年10月に国保匝瑳(そうさ)市民病院内科外来にて認知症外来を新規開設。2015年に市川市にて認知症治療専門の市川フォレストクリニックを開院。2015年より認知症しあわせ介護研究会主催によるドクターマツノ認知症ゼミは50回を超えるほか、全国各地で認知症セミナーを開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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