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内容説明
魔人「銀霊族」の活動が各地で活発になり、彼らの野望を打ち砕くため、フェリクスたち銀翼騎士団は北国のホルム国へ派遣されることになった。そこはかつて、フェリクスが所属していた夜嵐騎士団が壊滅した地。ホルム国にいる氷の大精霊から魔人の企みを聞かなければならないが、大精霊が住む氷の城は人目から隠されており、容易に立ち入ることはできない。かつてその城を見たという銀翼騎士団のヴォークや、相棒シルルカ、リタとホルム国の調査を始めるフェリクスたち。だが、そこでは竜魔王を打ち倒して終わったはずの竜魔人との戦争が今なお続いていた。夜嵐騎士団のことを思い出しながら、銀霊族を追うフェリクスたちを待っていたのは、深い因縁のある相手だった―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
9
魔人「銀霊族」の動きがますます活発になる中、彼らの野望を打ち砕くため、北国のホルム国へと派遣されたフェリクス一行。そこはフェリクスにとっては忘れがたい地であり、因縁深い相手と邂逅することになる本巻。銀翼騎士団結成秘話とともにアッシュとキララの過去が明らかにされる。二人のつかず離れずの関係の原点を知れたのはよかった。またシルルカとリタのいつもの姦しいやり取りを楽しみつつ、ホルム国での騒動は過去と現在を交錯する展開は良い。フェリクスにとってはある人物との邂逅はつらい戦いの始まりとなりそうだが…。次巻が楽しみ。2020/11/26