内容説明
診断、治療、家庭や学校でのケアまでわかりやすく最新情報を紹介!「落ち着きがない」「衝動的に行動する」「不注意で忘れ物が多い」などの特徴をもつADHDの子どもは、トラブルが多くて本人も周囲も大変ですが、正しく対応すれば必ず改善します。ADHDの子どもとのつき合い方が、マンガとイラストでよくわかる一冊。
目次
1 ADHDのサインを見のがさないで!
ADHDの主な症例
2 ADHDを理解して、正しく対応しよう ADHDの症状・原因・対策
3 接し方を変えれば子どもも変わる 家庭でできるADHDとのつき合い方
4 生徒がいじめ、不登校に陥る前に、ぜひしてほしいこと 学校の先生ができること
5 薬物療法をじょうずに取り入れるために 役に立つ薬物療法の知識
6 ADHDをコントロールしている5人の子どもたち ADHD治療実例集
7 ADHDとうまくつき合っていこう!全国ののび太くん、ジャイアンくんへ
著者等紹介
司馬理英子[シバリエコ]
岡山大学医学部卒業、同大学院修了。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てる中、ADHDについて研鑽を深める。97年『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を執筆、出版。同年帰国し、東京都武蔵野市に発達障害専門のクリニックである「司馬クリニック」を開院。中学生までの子どもと高校生と大人の女性の治療を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DEAN SAITO@1年100冊
4
かの有名なドラえもんのキャラクター「のび太」「ジャイアン」を、ADHDの典型とするたとえが、わかりやすくて印象的。自分は当事者ではないので実際にそういう子供を持った親がこの本を読んで、どこまで参考にできるかは未知数。でも、少なくともどんな手を打てばいいかの「とっかかり」は与えてくれる内容のように思えた。2024/02/19
こどもおねむ
4
妻の本棚より、ADHDの本。 どういった特徴があり、どういった対応をしたら良いのか。 既に何度か読んでいたが、改めて読むと最近は上手く対応出来ていなかったなと思う。良い所は見つけられるし、承認も出来ているとは思うが、なかなか注意すべき事のスルーが難しい。二人目が生まれて、どうしても実害が出やすくなり、注意して〜と悪循環。5歳なのだから3歳くらいのつもりで接するべきなのはわかっているのだがかなり難しい…。2021/09/02
必殺!パート仕事人
3
ADHDの子は実年齢の3分の2。確かにそんな感じ。ADHDの子供たちにどう対応したらいいか、何冊も本を読んできたけれど「子育て時代に知ってればなぁ」と落ち込むばかり。もうこの手の本は読まないことにした。これから必要なハックを身に付ける方がいいと思う。2020/10/19
海戸 波斗
1
ほんとうに、もう、どうしたら良いんだろう。専門家に繋がったり、相談しさえすればステキな未来が待っているような描かれっぷりに…なるわけないやろ、うそやん。だから、昔からいるんだよ。周囲からおかしいおかしいって言われて本人も親ももがき苦しみ相談する度に傷つけられて現実不可能なアドバイスという名の理想を語られて。そして、今、親のせいてもなく本人が悪いわけでもなく、じゃあなんなんだよ。まず、先人として真摯に詫びたい。私からのライフハックは、気をつけて気をつけてお暮らしなさいませ。お元気で!2020/10/05