- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ヒーロー文庫
内容説明
半妖となった高校生の翔は、夏休みの間の働き口を探していた。しかし、小さな田舎町には高校生のアルバイト先などなく、仕事探しは難航する。それを聞きつけた北の神主・比良利は、翔に神社で働かないかと持ち掛けた。あっという間に言いくるめられてしまった翔は、二足立ちの狐の妖たちに混じって、『出仕前』という神職の手伝いをすることになった。人語を理解できる化け狐の茶丸に面倒をみられることになり、自由で気ままな狐たちに翻弄されながら、慌ただしくも楽しい日々を送る。一方、『夏越の大祓』で翔が南の神主候補であることが知られ、妖たちは新たな神主候補を指導する『指南番』になって甘い汁を吸おうと、水面下で動き始める。翔に対抗心を抱いている貂の千早は、『指南番』になるために翔に直接勝負を仕掛けようと画策するのだが―。
著者等紹介
梅野歩[ウメノアユム]
『南条翔は其の狐の如く』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。