ヒーロー文庫 察知されない最強職（ルール・ブレイカー）〈６〉

三上 康明【著】

イマジカインフォス（2020/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 296p／高さ 16cm
• 商品コード 9784074422357
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

クジャストリアの協力を得て、日本とこの世界をつなぐ「世界を渡る術」を完成させたヒカル。あとは精霊魔法石さえ確保すれば、日本への帰還が叶う状況になっていた。しかし、念願の帰還方法を見つけたヒカルは日本とこの世界のどちらが良いのか迷い、考え込んでいた。安全が確保され、欲しいものがすぐに買える日本。もしくは、危険はあるが夢もあるこの世界。悩むヒカルはある日、同じ日本人であるセリカと偶然出会う。さらにそのころ、ポーンソニア王国ではとある奇病が流行り始めていた。体中に黒い斑点が現れ、やがては死に至る病。タイミングよく患者の元を訪れたビオスの教会関係者は、莫大な金を払えば特効薬を与えると言う。なんともきな臭い話に、ポーラたちは秘密裏に治療しようと動き始めるのだが―。

著者等紹介

三上康明［ミカミヤスアキ］
神奈川県出身。２００６年『ストーンヒートクレイジー』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[真白優樹]

帰還への道を前にヒカルが悩む中、ボーンソニア王国ではやり出した奇病の調査にポーラ達が動き出す今巻。―――迷いはしまえ、今は愛する者の為に。王国で流行する奇病、その裏に蠢く黒幕の思惑に迫る今巻。開けた地球への道を前に悩みながら傷つけられた彼女を救う為敵に断罪の刃を振り下ろす。物語が新たな段階へと徐々に差し掛かる中、ヒカルが事態の中で更に戻れない所まで踏み込む、隠密ゆえの活躍が今巻も光る巻である。果たして、ヒカルに伝えられる歴史の真実、そして流動する各陣営の思惑の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。

2020/02/07

[加賀ますず]

教会戦争編。

2023/06/04

[史]

教義と毒薬。

2022/06/03

[ironas]

Kindle Unlimitedで読了。

2022/10/06

[KUU]

毎度主人公が甘ちゃんなせいで問題が起きてるが――そういうのが主人公の器だ、と言われればまぁ。　帰還はお預けになったが――方法がある以上このまま忘れられるということはないだろう

2023/02/16