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内容説明
アルトゥーリア城に囚われたアーリウスを助けるため、「傭兵」としてのタブーを破り、革命軍に加担したガングレイブ傭兵団。シュリは戦場の悲惨さを見て、自分がガングレイブを焚きつけたせいだと自責の念に駆られるが、いつまでも足手まといでいられないと、炊き出しをして仲間や革命兵の英気を養うことに専念する。リルは盗まれた資料を取り戻すために魔工研究所に向かい、ガングレイブは王城を目指して一直線に突き進む。それぞれが己の役割を果たし、遂にガングレイブは王城に辿り着く。しかし、フリュードが待つであろう謁見の間に踏み込むと、そこにはアルトゥーリア王が血まみれで倒れていて―。
著者等紹介
川井昂[カワイコウ]
『傭兵団の料理番』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
アーリウスを救う為革命に手助けする中、シュリ、リル、ガングレイブの三人がそれぞれの戦いを繰り広げる今巻。―――只一つだけ譲れない、ならば意地でも立ち上がれ。 責任を感じたシュリが自らの戦いに身を投じ、リルもまた過去の残滓と対峙する。その二つを纏めるかのように、ただ一つ譲れぬものの為にボロボロになりながら意地と気合で戦いを繰り広げるガングレイブの姿が泥臭くも狂おしいほど熱い巻であり、革命の熱気が隅々まで満ちている巻である。新たな不穏の影が水面下で揺れる中、傭兵団の次の旅先は何処か。 次巻も須らく期待である。2019/11/08
niz001
6
やっぱりリル巻?いつもと違う構成で革命終了。話が話だけに旨そうだけどそんな場合じゃない気分。シュリも倒れてばっかりやし。2019/10/31
スカーレット
3
傭兵=戦争というよりは、喧嘩=肉弾戦?の巻でしたねぇ。リルの盗まれた資料は何処?腹黒さん達の宴が始まるのかしら?2019/12/23
むさ
0
アルトゥーリア編後編。大勝負に決着。 しかし引っ張ったけどこれは次回姫様出てくるのかこないのか…w2019/11/19