内容説明
グループホームでの著者の実体験をもとにした心温まる家族のファンタジー。
著者等紹介
ないとうともあき[ナイトウトモアキ]
1972年東京生まれ。音楽事務所、レコード会社に勤めた後、2002年レコード会社の仲間と2人で音楽事務所を設立。有名アーティストと仕事をしながら、2014年介護施設で働き始める。そこでも介護用の楽器を使ったり、ド下手ながらハワイのウクレレを使うなど音楽レクリエーション担当に。副業であった介護の仕事も国家資格を取るまでになった。2017年ごろ、施設にいる認知症のおばあちゃんとの現場体験からインスパイアされて、絵本『おもいでメガネ』の原形となる物語を書き始める。Hogaraka Groove Works(ホガラカグルーヴワークス)主宰
やまぐちかん[ヤマグチカン]
桑沢デザイン研究所を卒業後、コシノジュンコほかアパレルでデザイナーとして活躍。資生堂、KDDIなどをはじめ、大手企業との企画立ち上げなども。マーガレット・ハウエル女史らと「MUJI Labo」のリブランドにも携わるクリエーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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テンちゃん
175
『さいとうともあき様、君は「認知症」になってしまった人たちの言葉を繋ぐ記憶が、聴く者にうまく伝わらないことにとても心を痛めている事が絵本の中の「メガネ」を通して深く伝わってきました』゜゜(´O`)°゜『充実した幸せな人生を過ごした者(о´∀`о)波瀾万丈で不幸を感じながら人生を過ごした者(/。\)十人十色の多くの大切な記憶を胸に刻み逞しく生きてきた!その先に贈られた「認知症」というプレゼントはあまりにも残酷で、彼らの置かれた環境を想う時、うまく現実生活に密着できない記憶と発する言葉に⇒2ページへ2019/08/03
ちゆりさん
15
こうやって認知症のお年寄りの見ているものがわかったら、どんなに楽か。もっと優しくなれるのにな。本人に、どうやって聞いてみたら教えてくれるのかしら?2020/09/12
はるか
14
ドラえもんのようなタイトルに引かれて。本屋の片隅にあったけれども、この本はぜひ絵本コーナーに置いて、子ども達に読んでほしい!!「にんちしょう」をこんな風に見てあげれたら、介護するひとも、周りのひとも、大変さが和らぐのではないか。泣ける絵本です。2019/07/29
kou
9
読んでいて、自然と涙が出てきた。一言で語れる人生なんて無いって事を改めて思い知らされた。是非、認知症に対して理解を深めたい人や、小、中学生くらいの子達に読んでみてもらいたい。2019/09/13
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