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内容説明
オフィス街に程近い商店街の一角、古い雑居ビルの地下1階にある『洋食のねこや』。平日はサラリーマンが多く通うありふれた洋食屋は、週に一度、土曜日にだけ「特別」なお店になる。先代の頃より30年間「向こう」の客を絶品料理でもてなしてきた『異世界食堂』は、『異世界料理のねこや』として新装開店する。それは、店の主が完全に引き継がれた、一つの区切りの証。けれど、新たな看板を掲げて名前が変わっても、小さな食堂の営みは変わらない。ちょっと変わった給仕たちと共に、訪れた人々に美味し料理を振る舞い続ける。チリンチリン―。そうして今日もまた、土曜日に鈴が鳴る。書籍限定特別編「卵がゆ」収録!!!
著者等紹介
犬塚惇平[イヌズカジュンペイ]
『異世界食堂』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
75
異世界人の舌を魅了する美味しい料理が今回も素晴らしい第5巻。ポークソテーことタツゴロウが初めて異世界食堂を訪れたお話がお気に入りで、銀シャリを口一杯に頬張りながら甘じょっぱいタレのかかったポークソテーを頬張る時の至福の瞬間にゴクリと喉を鳴らしました。初めてのビーフカレーの味の虜になるクロとアレッタの賄いご飯も美味しそうで、トロトロに煮込まれた牛スジ肉の凝縮された美味しさに病みつきになりそう。お客には出していない賄いご飯というのは、どうしてもこんなにも食欲を刺激する魔性の魅力を秘めているのか…。次巻も楽しみ2019/07/20
オセロ
65
kindle unlimitedにて。 常連さんが増えたことで、異世界でバッタリ遭遇したり、親しい友人に自分が好きな料理を紹介したり、お客さん同士の交流が増えていく“異世界食堂”改め“異世界料理のねこ屋” 今回も和洋問わずに様々な料理やデザートが出てきましたが、アレッタが幸せそうに食べる様子が1番美味しそうだなと思ったり。そんなアレッタの身の周りに変化が起きたりする一方で、帝国の皇女に恋する砂の国の王子の関係がどうなるのか続きが楽しみです。2022/11/13
ゆかーん
60
安定の5巻目。相変わらずの美味しそうな話。前回出てきた料理が、パワーアップしてメニューに加わっているから、より一層美味しそうでした!常連さんがオススメする料理に、新人さんが舌鼓する姿もなかなか滑稽な姿。バランスの取れ具合は、料理だけでなくお客様の振る舞いにも現れ始めているみたい(笑)ただ、メニューが増えるのは良いけど、店主の忙しさが目に見えて感じられたので、倒れないか心配…。アレッタちゃんとクロちゃんの協力があれば大丈夫だと思うけど、店主の料理への探究心が深すぎ!これからもっと異世界の扉が増えそうな予感。2019/11/25
雅
60
ビーフカレー、卵かゆ、チョコレートパフェに豚汁。ありふれた料理が絶品料理に感じてしまう。飯テロファンタジー最高です2019/05/19
ううち
47
第5弾。知らないうちに出てた。『洋食のねこや』から『異世界食堂のねこや』にリニューアル。お話にも少し変化が。アレッタちゃんのお話が可愛らしくて良かったです。ねこやの扉召喚したいわ。2019/09/25