- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ヒーロー文庫
内容説明
木造帆船での長く危険な航海の末、ついに『黄金の木の葉号』は北大陸に到着する。フレア姫の判断で、一行は『教会』の影響が比較的小さいという、ポモージエ港へ停泊することとなった。久しぶりの陸上生活で一時休暇を与えられ、買い物に出ていた侍女のマルグレーテは、路地裏で孤児の少年に声をかけられる。なんでも、善治郎たちと同じ宿に泊まっている、ヤン司祭に言伝を頼みたいのだという。「放っておいたら大変なことになる」という少年の言葉を聞いた善次郎は、ヤン司祭に事の顛末を伝え、宿で共に話を聞くことになる。そこで少年が口にしたのは、なんと「『騎士団』がこの国を攻めてくる」という内容だった。
著者等紹介
渡辺恒彦[ワタナベツネヒコ]
北の大地で生まれ、育ち、暮らす。小説投稿サイト「小説家になろう」で発表した『理想のヒモ生活』が、永きにわたって総合ランキング1位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
75
とうとう12巻まで読み終えた。前巻の11巻では北大陸に出発までで一巻分、今回は北大陸には入りはしたものの中継地での話だけで一巻。ウップサーラは遠いのがよくわかりますね(笑) ただ今巻は北大陸に入ってるので何もかもが南大陸と違ってますね。文化、文明の違いが沢山描かれています。どちらかと言うと北大陸の方が地球の世界史に近い文化が沢山入ってる印象ですね。さてさて次回こそお義父さん!娘さんとの結婚をお許しください!の巻でしょうかねぇ(笑)期待します!2021/11/27
こも 旧柏バカ一代
22
北大陸も何ともきな臭い。教会の力が強いせいで宗教派閥の違いで戦争をしてしまう。更に鉄砲も出て来た。。それを知った善治郎は北大陸と南大陸の産業技術の格差に愕然とする、、2020/11/26
蛇の婿
18
大変面白く読了。ルクレツィアが全く活躍しないなーとか思いつつ読み進めていましたがラストでなるほどそう来るのかとw もちろん今回の話のキモは全くそこではないのですが、ルクレツィアというキャラクターが登場した時点でどういう形でこの物語に絡ませる気だったのかさっぱりわからなかったもので少し得心が行った次第です。次巻、お嬢さんを私に下さいイベント…ですねぇ。非常に楽しみです。2019/10/01
こも 旧柏バカ一代
14
最初のページでいきなり「島が見えたぞ!」だからもう目的地に着いたのかと思ってしまったが勘違いで良かったw 大陸間航行で無補給で航海するのは無理だよな。 だから、第三国にたちよるし、そこに政治的に利用されもする。 そこに宗教が絡むと更にややこしくなる。 最後に、孤児のヤンは何を褒美に希望したのか知りたかった。2019/05/17
dorimusi
12
刊行ペース的に広げた風呂敷をたたみ切れずエタる未来が見えかけているものの面白いのは面白い。 今回はウップサーラ王国までの航海の中継点にある国での話し。教会とか火薬とか伏線いっぱいですね。アンナ王女と共和国との関係そのものも伏線だろうけど。 これが生きるところまで出るかな?次巻で遂にウップサーラに到着かな。続きも読もう。2023/09/09