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内容説明
料理人の「私」は、夢であった自分の店を開く直前に通り魔に刺されて命を落とした。次に目を覚ましたとき、そこは異世界で、なぜか小さな少女になっていた。しかし、前世のことをわずかに思い出したのもつかの間、乗っていた馬車が盗賊に襲われてしまう。運よく不思議な狼に助けられて一命をとりとめたが、前世の記憶は取り戻したものの、ここがどこで、この世界の自分が何者なのかもわからない。ひとまず狼とともに森の中で暮らすことになった「私」は、狼が持ってきてくれた生肉を見て強く思った―料理がしたい、と。聖なる炎でベーコンを炙ったり、洞窟で死にかけていた男を助け、彼が仕留めた魔獣で焼き肉パーティをしたり。異世界の森の中、破天荒な少女のとんでもサバイバルクッキングが繰り広げられる!
著者等紹介
枝豆ずんだ[エダマメズンダ]
『野生の聖女は料理がしたい!』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
23
異世界転生、そのうえ両親を殺害されてひとり生き残ったあと、森の神のような存在に育てられ、洞窟に放置されていた謎の男を救い、二人で森を出る。というなかなか盛りだくさんの導入部が、丁寧に描かれていて、読み応えがあった。森や野の「食べられる物」を転生前の記憶を頼りに研究して、美味しい料理にするべくがんばるヒロインが、こういう作品でありがちなちょっと暴走ぎみだけど結果オーライな性格で、困った奴だなあと思いながらも魅了されます。途中で仲間に加わった青年もいいキャラクター。続編に期待します。2019/05/08
ううち
10
自分のお店を出そうとしていたアラサー女子が、美少女に転生して異世界でお料理していくというお話。元気いっぱいのラノベですね。 死にかけていた魔王がツンデレで可愛い。2021/12/23
いかこ
4
夢だった自分のレストランを開店直前に殺された主人公が、異世界に転生して殺されかけたりしながらも、ひたすら料理への執念?を燃やす、ややギャグ寄りのお話。 出て来る異世界の不思議食材は、基本的に現代食材の代用品になる物ばかりなので、普通に飯テロを食らう(笑) うっかり私のように夜中に読んだりすると、酷い飯テロを食らうので読む際には注意が必要かと。 お話としては主人公がぶっ飛び過んでて、割と面白かったです。2019/03/07
ユウ
3
面白かったです。2019/12/31
niz001
2
食方向に振り切った中身アラサーと思えないアホの娘っぷりが何か楽しくなってくる。レッツ、クッキング!2019/02/28