- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > ヒーロー文庫
内容説明
『瞬間移動』の魔法を会得し、双王国へやってきた善治郎を待っていたのは、ブルーノ王の退位宣言であった。善治郎はもちろん、双王国の貴族達にとっても寝耳に水の宣言に、騒然とする『紫卵宮』。末王子であるラルゴ王子を中心に、多くの貴族は、突然の王の退位に反対の姿勢を示す。そんなラルゴ王子達をブルーノ王は、尊き客人にいらぬ誤解をさせることになると諌める。また、双王国では、新たなる王は即位する際に、四人の公爵に『魔道具』を送り、四公から返礼の品をもらうことで、初めて王として認められるのだが…。善治郎は他国の王位継承に絡む権力争いに巻き込まれていくのだった―。
著者等紹介
渡辺恒彦[ワタナベツネヒコ]
小説投稿サイト「小説家になろう」で発表した『理想のヒモ生活』が、永きにわたって総合ランキング1位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
66
ヒモ生活も9巻まで読んだかぁ。ただ自分的にここにきて一番のワースト会でした。 内容は双王国のいざこざに巻き込まれる話。他国の貴族が政治的な話に巻き込まれることなんてあるのだろうか?と思う内容でした。ただ善治郎の怒りポイントが分かってきた回でもありますね。基本善治郎は現代日本人なわけでやっぱりそこは怒るよねーって言うところで堪忍袋の尾が切れるんですね(笑) 相変わらず付録の問題児侍女3人組の話は笑わせてもらいました!2021/10/23
まりも
39
ヒモと言う名の働き者物語最新刊。アウラとお腹の子供のために善治郎が双王国に行く話。双王国の王位継承問題に巻き込まれるとか、善治郎の脱ヒモ具合がいよいよ凄いことになってきました。妻子のためなら他国の王族が相手でも頑張れるって善治郎は本当いいお父さんだよなぁ。家族愛だけではやっていけないという現実もあるみたいだけど、そこら辺はアウラと力を合わせて上手いことやっていきそうですね。巻末の話もいい感じでした。今後も楽しみなんだけど、次巻は果たしていつになるやら。早めにお願いしますね。2017/06/02
こも 旧柏バカ一代
26
初めての外国に行っての外交。それをいきなり相手国の王様の引退宣言で波乱を呼んでしまう。 それは善治郎の愛息子、カルロス善吉をも巻き込んだ策略だった。それにブチギレた善治郎はフランチェスコ王子の助力を得ながら彼等の謀略を粉砕する。2020/11/22
ネクロス
16
ヒモ、どこいった?仕事頑張りすぎやで。 という9巻。ついに国外外交に乗り出す。の巻2017/06/05
AKF-ZERO
14
善治郎、異国の地で他国の王とひたすら腹の探りあいの巻。一般庶民であった善次郎にとって、やはり高度な政治的駆け引きというのは辛いものがありますね。読んでたこちらも少々気が滅入りました。ハニートラップ要員達も政治的な色合いが強く、辟易してちょっと恋愛的な要素を欲していたところ、愛する夫の頑張りに応えて立ち上がりましたよ女王で女傑な身重の奥さんが! 次巻は奥さん無双巻でしょうか。2017/12/15