内容説明
いくつもの仕事をやり遂げ、山猫傭兵団の事務長として認められたウィラード。しかし王立大学院に戻るのは遠い未来の話で、先の任務の影響は隣国パンジャリーを二分する事態にまで発展していた。そして、かつて命を救ったプロンダート殿下の配下、リリアレットが貝殻亭を訪れてきた。「戦いはすぐそこに迫っている」。軍資金とともに、山猫傭兵団には王太子陣営への参陣とビムラの傭兵の取りまとめが要請される。団長の安請け合いから丸投げされた仕事をこなし、ようやく漕ぎつけた出発前の壮行会。用意されたご馳走に沸き立つ団員たち。そこに侯爵家の三男坊を名乗る珍客、ディデューンが現れた―。
著者等紹介
上宮将徳[ウエノミヤマサノリ]
『たのしい傭兵団』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りんりん
9
作家で購入。傭兵団だけど任侠道なんだな。でもそんなに厳しくない任侠で。ちょっと生ぬるさを感じるが続編期待。2018/09/08
Stephan170825
0
前巻からの導線が今巻の会戦への参加にと繋がります。傭兵団の一員とはいえ軍事の参加へは初のウィラードは視野が狭まりますが、次第に本領を発揮します。戦術的な知恵は無くても政略的な感覚的で殿下を助けます。よくある軍師的な主人公というよりはもっと政治寄りな感じですね。韓信というよりは張良か蕭何に近いイメージでしょうか。新しい仲間も増え今後どうなっていくでしょうか。2018/03/28
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