内容説明
いま医療現場では「食べること」が軽視されている。「食べられない」という診断、本当に正しい!?20年間に9000人以上の食事介助をしてきたカリスマ看護師が伝えたいこと。
目次
第1章 もしもあなたや大切な家族が口から食べることが難しくなったら…
第2章 「人間は“生”に向かって生きている」
第3章 心底食べる幸せをサポートしたい
第4章 いま医療現場で起こっている本当のこと―5人の患者さん家族の実例から
第5章 患者さん家族にこれだけは知ってもらいたいこと
第6章 これだけは知っておいてほしい食事介助の基本
第7章 日々、現場で闘っている人々に伝えたいこと
第8章 口から食べる重要性を発信する仲間たち
著者等紹介
小山珠美[コヤマタマミ]
1978年国立病院機構熊本医療センター附属看護学校卒業。同年、神奈川リハビリテーション病院に勤務。2006年愛知県看護協会認定看護師教育課程「摂食嚥下障害看護」主任教員、07年東名厚木病院、13年にNPO法人「口から食べる幸せを守る会」理事長に就任。15年よりJA神奈川県厚生連伊勢原協同病院に勤務し、自ら看護師として食事支援にあたる傍ら、「口から食べる幸せを守る会」全国大会をはじめ、全国各地でセミナーを開催。日本における食事介助の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
31
うすうす気づき始めたことを、ずばり言われた気がします。十数年前に夫の祖母に面会した時、胃ろうのおかげで丸々としているものの寝たきりな彼女が、義弟が牛乳かんの話をしたときパッと目を開けました。兄弟は喜んでいましたが、自分は数年食べていない彼女になんて残酷なことをしたんだろう…と悲しく思ったのです。今回義父の「栄養補給」に夫が反対し、図らずも義母義弟と対立してしまった時があったのですが、自分は彼を誇らしく思いました。そして夫と自分がどうしてほしいか確認しあいました。身近で起こる前に是非読んでおきたかった。2020/11/20
みーこ
3
★★★★★ 小山先生のような方が尽力されているのだと知り、感動しました。私も少しでも患者さんの食べるを支援できたらと思います。2018/10/14
Kenji Nakamura
2
介護と一緒で、相手の立場になって考える!自立支援介護と同じ考えだと感じました。病院は、口で食べさせるより、胃ろうにした方が診療報酬が高い!介護施設も、介護度を重くした方が報酬が高い!おかしな世の中だ!先生に食事介助を教わりたいなぁ2017/07/23
モカちゃん
1
脳梗塞で倒れた母は食べる意欲さえなくしてしまったが、諦める前に出来る事はすべきだと思った。2019/11/05
shino
1
講義を受けたい。できる部分は、実践します。2018/10/05