出版社内容情報
雑誌「主婦の友」大正7年の創刊号から平成8年の最終号まで、ニッポンの主婦と暮らしの100年をたどった貴重な1冊。
主婦の友社[シュフノトモシャ]
内容説明
ニッポンを支え続けた主婦たちの大正から昭和、平成、そして現在までの100年の暮らしを見つめました。
目次
1 主婦たちの100年(主婦が誕生!大正時代;主婦の時代到来 昭和初期 ほか)
2 あの人の料理と『主婦の友』(親子3代『主婦の友』に登場 堀江泰子さん 堀江ひろ子さん ほりえさわこさん;西洋料理を家庭の味に 城戸崎愛さん ほか)
3 人気料理の100年史(100年前から心ときめく カレー;どう焼く?どう食べる?パン ほか)
4 子どもと楽しむ行事食(晴れ着で迎える お正月;永遠の女子会 ひな祭り ほか)
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
99
雑誌「主婦の友」100周年記念の1冊です。私は購入したことは無いのだけど、小中学生の頃母が読んでいた記憶と時々美容院で読んだことを思い出しました。昔の主婦はスーパーウーマンです。家電が少ない(又はほとんどない)時代に何でも手作りすることが半ば強制的に推奨されている感が無きにしも非ずだけど。実際、母は私がお正月に着る着物も夏のサンドレスも毛糸のオーバーも手作り。料理も得意でこの本を参考にしたことが沢山あったのかもしれません。創刊の頃からカラフルで目を奪われます。とても人気があったのも頷けました。 2018/02/10
ばう
52
★★★雑誌『主婦の友』が創刊されて今年で100年になるそうです。その歴史がこの1冊に凝縮されています。創刊時のお料理の特集記事ではボイルドアスパラガス、ローストチキン、サラドパリージャンなどなど、横文字のオンパレードですがこれでは読者には理解出来るものも出来なくなっちゃいますよね?昭和初期の記事に「ある主婦の1日」。これは今もありそうな記事。そして戦争の影響はこの紙面にも影を落とし、時代が戦後、高度成長期と進んで行くと主婦の生活もすごいスピードで変化していったことがよく分かりました。女性って逞しいなぁ!2017/06/14
あじ
49
大正6年の創刊から平成20年最終刊までの【主婦の友】を、ダイジェストに振り返る主婦の歩み。食生活、ファッション、カルチャー等を当時の記事で解説してゆく。水泳がブームになった時は“ちゃぶ台”を利用した、腹ばいクロールの練習を真面目に提案してみたり。干し魚のお腹にマッシュポテト(これがなかなか美味らしい)を詰めて焼く、珍レシピの紹介に紙面作りの苦悩(?)を見る。また戦時中は根も葉もない米国人像を書いていたと、客観的に批判していた点が印象的だった。主婦が時代ごとに帯びた色が一目瞭然であった。2017/04/07
おかむら
47
雑誌「主婦の友」創刊100年記念の大型ムック本(雑誌自体は2008年に廃刊、つーかよくそこまで持った)。食卓に限らず100年間の主婦の暮らしの変遷を紙面再録&ミニ解説で紹介。大正から昭和初期の意外なハイカラぶり。戦中の鬼畜米英記事「これが敵だ! 野獣民族アメリカ」(すげえタイトル!)からの戦後のアメリカ礼賛への豹変ぶり、バブル崩壊からのとたんに節約モードなど、時代によってコロコロ変わる編集方針が楽しい。深掘りしたくなるわ色んなこと。2017/06/19
くろにゃんこ
47
「主婦の友」誕生100周年として大正時代からの雑誌を振り返る。家電、子供の世界、料理、服装と著しい変化を楽しく目にすることが出来た。その時々の紙面の変化は日本の歴史を物語り、主婦を通してよく分かる。こんなに歴史のある雑誌も時代の変化と共に廃刊となってしまう寂しさがありました。2017/04/17
-
- 和書
- 会計事務所のDXの進め方