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出版社内容情報
異世界の平和な村に問題勃発! アクシデントを起こし続ける新弟子たちに振り回される鍛冶師の青年は妻と村を守れるか!?
肥前文俊[ヒゼンフミトシ]
著・文・その他
内容説明
ナツィオーニからやってきた三人の新弟子たちは、早速、村人たちから大きな反発を招いてしまう。領主の息子ダンテは歓迎会の席で喧嘩を始める。カタリーナはエイジを誘惑しようとしてタニアの反感を買う。レオは技術にしか興味がない。…果たして、三人をこのまま受け入れるべきなのか。村では新弟子たちの処遇が話し合われ、彼らをどうするかは師匠になるエイジに託されることになった。熟考の末、エイジが出した結論とは―!?愛する妻と、鍛冶場と村の未来を守るため、エイジは奔走することになる。
著者等紹介
肥前文俊[ヒゼンフミトシ]
『青雲を駆ける』にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
36
鍛冶屋が村を盛り上げるために頑張る物語第三弾。ナツィオーニからやってきた新弟子3人にエイジは師匠として様々なことを教えていく話。領主の息子が思ってたよりもワルじゃなかったのはちょっと残念だったけど、それ以外はとても良かったです。試行錯誤しながら弟子に物を教えているエイジの姿を見てると、こんな人に仕事を教わりたいなぁと思ってしまいますね。お仕事小説としても楽しめたし、タニアとのイチャイチャもあったりと今回はかなり充実してたと思う。気になる引きだったし、次巻も楽しみです2015/12/01
よっち
34
来て早々に村人から大きな反発を招いてしまうナツィオーニからやってきた三人の新弟子たちがエイジに託される第三弾。新弟子とは言っても一筋縄でいかない人物たちばかりでしたが、それでも何とかうまく付き合っていこうと配慮するエイジの姿勢がいいですね。地味で大変な作業だったり試行錯誤を乗り越え、成果が目に見えたり感謝されたりすることに手応えを感じてゆく姿には共感できました。惚気けたり嫉妬したり心配したりタニアもなかなか大変ですが、どうにかいい感じに回りだしたからこそ降ってわいた難題にどう対処するのか。次巻に期待です。2015/11/30
ナカショー
28
ナツィオーニからやってきた3人の新弟子を請け負うことになったエイジ。ダンテは宴会の席で喧嘩を始め、カタリーナはエイジを誘惑しようとして、タニアの反感を買ったりと、先が思いやられたりしたけど、鍛冶を教わる所はきちんと教わったりして、意外と真面目に弟子をやってたのが良かったです。弟子のゴダゴダが終わったと思ったら、最後にとんでもない試練が……。どうなっていくのか楽しみです。2015/12/12
AKF-ZERO
23
充実した内容で面白かったです。新たに加わった新弟子三人がそれぞれ個性的であり、温泉でのタニアとカタリーナの舌戦もまた面白かったです。弟子を取った事によって悩みの種が増えたエイジですが、その心情も細かに書かれておりわかりやすかったかなと。終わり方もまた非常に気になり、続きが楽しみです。しかし作者さん多くの資料読み込んでそうだなと思ったら、巻末の参考文献の数が凄かった(笑2015/12/14
ツバサ
18
安定して面白い。弟子3人組が来てどうなるか不安だったけど、3人ともエイジの凄さを目の当たりにして真面目に取り組んでいくのは読んでて気持ち良かった。1番弟子のピエトロが葛藤を抱えてるながらも新しい3人組の弟子達を引っ張ろうとする姿勢が良かった。あと、タニアとカタリーナの女の戦いが意外と平和的に解決して良かった。だけどタニアの抱えてる悩みがチラッと見えて心配。そして最後にとんでもない事件が起こって終わり…… 続きが楽しみ過ぎる。2016/01/26