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出版社内容情報
女子高生が異世界で奮闘する大人気ファンタジーがついに書籍化。ほのぼの、ワクワクが両方楽しめる期待作です。
内容説明
普通の女子高生・カエデは、獣人やエルフ、ドラゴンのいる異世界にスリップしてしまった。カエデは持っていたリュックサックに見覚えのない本があることに気がつく。本に書かれていたのはポーションの作り方だった。しかも「生成」と唱えるだけ。半信半疑だったカエデだが、試してみるとポーションが出来てしまった。異世界に放り出されたカエデにとって、それは生活を支える糧になった。出来たポーションが、結構な値で売れるからだ。いつか元の世界へ帰ることを望みながら、ポーションの支えもあって、異世界での生活を送るカエデ。とある一行との出会いから、生活は変わっていく。ドラゴンに遭遇したり、奴隷を買うことになったり…一人の女子高生の異世界での奮闘は続いていく―。
著者等紹介
岩船晶[イワフネアキラ]
『ポーション、わが身を助ける』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
43
異世界転生した普通の女子高生カエデが、ポーションを作る能力を生活の糧にして不安を抱えながらも生き抜いていく物語。勇ましく冒険に向かうわけでもなく、死なないように無理せずポーションを売って生計を立て暮らしていくストーリーは新鮮で珍しかったですが、実際に普通の女の子が異世界にいきなり転生したら、わりとこんな感じかなのかもとなかなか興味深かったです。縁あって王都に行って家を買ったり、妖精さんと出会ったりカルデノを雇ったり、知り合った周囲にも助けられつつ、主従で堅実に生活基盤を築いていくカエデの今後に期待ですね。2015/04/30
524
27
☆6 【ポーションで家が建った】異世界に飛ばされたヒロインがポーション生成だけで生き抜く転生ファンタジー。主人公がほんわかしているせいか、ファンタジーモノでありながら闘争の類はほとんど起きず、本当にポーション作っているだけ。まったりと、でも着実に暮らしを豊かにしていくのを見てるとライフシミュレーションゲームをやっているような感覚になる。個人的には最初に生成できるアイテムがいくつかあって、試行錯誤の末にポーション生成が一番いい、という流れにしてほしかったかな。【お気に入りキャラ:カエデ】2015/07/12
サキイカスルメ
27
こういうの読みたかった!いきなり異世界に飛ばされてしまったカエデが、唯一作れたポーションで元の世界に帰るため生きていこうと頑張るお話。異世界トリップもので、主人公が戦えない女の子というのが新鮮でした。精神的にはかなりタフですが、大変な状況でも自然体なカエデがよかったです。妖精のカスミは可愛いですし、アイスさんはいいお姉さんですし、カルデノはこれから仲良しになりそうな予感です。まだ始まったばかりの序盤なので、これからどうなるのか楽しみです2015/04/29
わたー
25
★★★☆☆異世界トリップ物。チート能力を前面に押し出して無双する内容ではなく、某アトリエシリーズのような、素材を集めてポーションを調合し、それにより生計を立てていく話。題材は面白かったが、ファンタジー世界の設定に細かな粗があり、気になった。また、主人公が、かなりほんわかしており、序盤の展開が若干ご都合主義が強かったかなと思った。しかし、戸部淑さんのイラストは素晴らしかった。とある挿絵にて妖精さんのようなミニキャラが描かれていることで戸部淑さんと気がついたが、主人公のふんわりした雰囲気には合っていると思う。2015/04/30
中性色
23
たくましいな。というわけで異世界転生ものだけど、作ってるのはポーションのみという。雰囲気や読み口はややゆったりで読みやすいけど、その分のっぺりした感覚を受けるかな。あとカエデも1回目は仕方ないだろうけど、それがありながら不用心すぎるというか。個人的には村にいた方が話してしては面白そうな気もするけど。あとアイスさんがちょっと百合っぽい。個人的にはカエデとカスミが好み2017/02/08