出版社内容情報
カンボジア伝統織物を再生した森本喜久男氏を追いかけた内藤順司写真集。日本人が失いかけた心がここにある。
内藤順司[ナイトウジュンジ]
著・文・その他
内容説明
第11回ロレックス賞を受賞。内戦で途絶えかけていたカンボジア伝統織物を復活させ、海外では、マスター・オブ・シルク(LE MA^ITRE DE LA SOIE)と称されるIKTT森本喜久男。『もうひとつのスーダン』、スピッツ写真集『言葉ははかない』に続く、内藤順司3作目の写真集。
著者等紹介
内藤順司[ナイトウジュンジ]
1959年、広島に生まれる。高校を卒業し映画学校に入学。自主制作映画に併行して撮影していたスチール写真が音楽誌に採用された事をきっかけにフォトグラファーとしてのキャリアをスタートし、浜田省吾やスピッツをはじめ、数多くのミュージシャンを撮影、オフィシャルフォトグラファーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石油監査人
14
この本は、カンボジアで伝統的な絹織物の復興に取り組んでいるIKTT(クメール伝統織物研究所)の活動を、写真家の内藤順司氏が撮影した写真集です。カンボジアの自然や農村風景、絹織物とその製作の様子などが、たくさんの美しい写真として納められています。IKTTの代表である森本喜久男氏と現地の人々の笑顔も印象的です。惜しむらくは、解説文が少ない事で、もう少し、カンボジアの絹織物について知識を得たいという渇望感が残りました。2020/11/19
ふう
9
何年も前に切り抜いた書評が出てきて取り寄せた。美しい布。子育てしながら機を織る。優しい空気が写真を通して伝わる。これはあくまでも写真集だから、国宝級の技術も知識として紹介されることはない。ただ、美しい。昔アジア物産展で買った飛白の絹織物とよく似た絣があって嬉しくなる。コロナがおさまったら行きたいところがまた一つ増えた。クメール伝統織物研究所。2022/01/09
きたむ
1
「紡ぐ」という神聖さを感じさせる。仕事が祈りとなるような人達。2016/01/05
yoshi
0
図書館で見かけて立ち読み。カンボジアの自然、人間、伝統、文化。素晴らしい写真たち。カンボジアの写真集と言えば一ノ瀬泰造さんのものしか見たことなかった。アジアの懐かしい未来が見える。2016/01/07
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