ちくまプリマー新書<br> 東大ファッション論集中講義

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ちくまプリマー新書
東大ファッション論集中講義

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480684936
  • NDC分類 383.1
  • Cコード C0270

出版社内容情報

東京大学文学部史上初の講義を書籍化!

教養としてのファッション



ファッションとは何か? 衣服とは?

12のテーマを通じて文化や芸術としての

ファッションを学び、歴史と未来に問う。

東大生の反響を呼んだ一度きりの特別講義が

その熱を凝縮した一冊となってよみがえる。



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この教室にいる誰もが服を着ています。私たちの身体を通して文化を作り上げ、資本主義社会のすみずみまで浸透し、日本のみならず世界経済を動かしているのが、ファッションです。にもかかわらず私たちはなぜ、ファッションを「浅い」ものとして見過ごそうとするのでしょうか。それは、ファッションを問うことが、私たち自身の、そして現代社会の根幹を揺るがす問題を孕んでいるからかもしれません。(本文より)

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内容説明

ファッションとは何か?衣服とは?12のテーマを通じて文化や芸術としてのファッションを学び、歴史と未来に問う。東大生の反響を呼んだ一度きりの特別講義がその熱を凝縮した一冊となってよみがえる。

目次

集中講義1日目 西洋のパラダイム(裁断と縫製―衣服に起源はあるのか;言葉と学問―ファッションは何を意味するのか;作法と流行―ファッションはなぜ女性のものとなったのか)
集中講義2日目 近代がもたらしたもの(自由と拘束―女性の身体は解放されるのか;モデルと複製―ファッションデザインの近代;メディアとイメージ―衣服がファッションになるとき)
集中講義3日目 創造性への問いかけ(展示と鑑賞―ミュージアムのファッション展;身体と表象―ファッションとアートの接近;名と言説―シャネルはなぜ評価されるのか)
集中講義4日目 歴史と未来をつなぐ(女性と労働―お針子像は消えたのか;日本と近代―洋服とはなんだったのか;批評と研究―ファッション学からファッションスタディーズへ)

著者等紹介

平芳裕子[ヒラヨシヒロコ]
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。1972年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は表象文化論、ファッション文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

112
とても読みやすく、ファッションに関わる根源的な問題「なぜ人は服を着るのか」をさまざまな角度から考えることができます。当然のように洋服を着ているわれわれも、明治時代からの政府による政策がはじまりであり、スーツとはフランス革命による貴族制の崩壊と産業革命による機械化を経て市民社会を代表する衣服となったものである。衣服は社会によって形を変え、生活様式や作法により時代と共に変遷したが、現代ではそれを流行=ファッションと呼ぶ。一枚の布を着るのは、母の胎内から引き離されたヒトが母の皮膚の代わりに纏うものなのだろうか。2024/12/10

neimu

56
ファッションは東大に置いて重要ではなかったのか、浮ついた流行なぞ、学問の世界には関係ないという位置づけだったのか。文学部史上初ということだが、別に文学の世界で語られなくても、社会学でも美学でも何でも良かろうと思ってしまうのは素人だからか。意外とあっさり読めてしまう内容だったが、現場で講義を聞いているとまた雰囲気は異なるのだろうし、この年齢で読むのと、初々しい学生が講義を聞くのとでは刺激の度合いも興味の持ち具合も雲泥の差なのだろう。こういう切り口で講義の形にするのだという感覚が得られたのは良かった。2025/02/23

kei-zu

26
文明以前の服から始まり、ファッションのこれまでとそこに込められてきた意味を俯瞰する。デザインのコピーを否定的に捉えずに流行として許容した歴史があったとは興味深い。2025/01/28

エドワード

24
ファッション。浮かぶ言葉は流行、服飾。それは芸術なのか?研究すべきものか?それを考える4日間の集中講義。私には「ファッションは必ず廃れる」という言葉が印象に残った。19世紀の衣装は今はない。戦前戦後の服装も今はない。それは美術館にある。故に、芸術であり、研究の対象なのだ。私が学生の頃に好んで着ていた服装を今は購入できない。トラッドな服でも時代にあわせてデザインが変わる。時とともに移ろいゆく、ファッション。かくも内容の濃い、東京大学文学部美学芸術学特殊講義を聴講できた学生は幸せだ。これこそが大学の授業だ。2025/06/12

かんがく

17
「浅い」として伝統的な学問の世界において軽視されてきたファッションを歴史、ジェンダー、美術、社会学、哲学など様々な視点から学問的に分析する。シャネルやディオールなど現在でも有名な名前も多く出てきて興味深く読めた。何を着るかという選択は、人間社会のあらゆることに繋がっている。2024/12/02

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