出版社内容情報
人前に出ると、あがって緊張、力を出せず、失敗し続ける人は、こころの病気「社交不安障害」かも。治療すれば実力発揮できます。
渡部芳?[ワタナベヨシノリ]
著・文・その他
目次
第1章 “実例集”現代の若者に増え続ける社交不安障害
第2章 単なるあがり症、引っ込み思案の性格と不安障害という病気の決定的な違いはどこにあるのか
第3章 まず正しい診断をすることが何よりも重要
第4章 社交不安障害の治療とは。薬でここまで治る
第5章 治療をして見事に元気と自信を取り戻した3人の実例
第6章 社交不安障害を改善するために誰でもできる対策とは
著者等紹介
渡部芳徳[ワタナベヨシノリ]
ひもろぎGROUP精神科医。医学博士・精神保健指定医・日本精神神経学会精神科専門医、東邦大学客員教授。1963年東京生まれ。山梨医科大学医学部(現山梨大学医学部)卒業。福島県立医科大学附属病院神経精神科に入局後、アメリカのデューク大学医学部神経科学研究センターに留学。てんかんモデルであるキンドリングを研究。帰国後、博士号を取得し、精神科医療を専門に診療・研究を行う。現在は、医療法人社団慈泉会の理事長として、南湖こころのクリニック、介護老人保健施設ひもろぎの園(ともに福島県白河市)、ひもろぎ心のクリニック、ほづみクリニック(ともに東京都豊島区)などの運営にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ほしの
4
こういった本を読んでいると、本当に様々な恐怖や不安があって、それぞれに悩んでいたり苦しんでいたりするのがわかる。さらにこのような精神的な苦痛は見た目からはわかりにくい。この本によると診断を誤りそれゆえ誤った薬を処方することで新たな苦痛が生まれる場合もあるそうだ。なかなか精神との付き合いは難しい。いい加減せめて、男のくせに〜や女の子なんだから〜という物言いはなくなって欲しい。人間はそんな画一的な存在ではないと病例やその回復過程からそんなことを思った。2016/06/17
三日月
3
気分転換に読んだ。 まあ、そんなものかな、という感想。2020/03/17
ひでぽん
1
流し読み。 日常生活にはそこまで支障はないけど、中にあるチェックテストみたいのやったら重度だった。 文字書くときとかお茶だすときとかに手が震えるのが特にひどいけど、薬には頼りたくないと思った。2017/08/16
Humbaba
1
完全に不安をなくすことは非常に困難だし、そもそも不安を持つことがそこまで悪いことというわけでもない。生活に支障をきたすレベルであればそれは治療する必要があるのは確かだが、そうでない適量の不安であればそれによって注意深くなるというメリットも有る。2016/05/18
フミヤマ
1
社交不安障害を治すというか、上手に付き合っていくのが大事である。病院での誤診の可能性もあるので、それなりの知識を自分が持っておくのもありかと思う。 アン=サポ2016/04/07