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出版社内容情報
大人気ロボットファンタジーの第4弾。いよいよ主人公機が登場! 新たな敵にエルと銀鳳騎士団が立ち向かう!
内容説明
西方諸国に、鉄と炎の嵐が吹き荒れる。西方随一の大国であるジャロウデク王国が、もうひとつの大国クシェペルカ王国へ宣戦布告。押し寄せる黒鉄の騎士、さらには未曾有の航空兵器までもが投入され、クシェペルカ王国は滅びの時を迎える。その渦中へ、フレメヴィーラ王国第二王子エムリスはクシェペルカにいる叔母を助けるために飛び込む。エルネスティ率いる銀鳳騎士団の前には、彼らが作り出し、彼らしか持っていない最新技術を用いた幻晶騎士がなぜか敵として立ちはだかった。その正体に気づいた銀鳳騎士団はジャロウデク王国への敵意を確かとする。敵を倒し友邦を取り戻すため、エルネスティは鎧武者を駆り、銀鳳騎士団へと命を下すが―。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
大西域戦争編。強奪した機体で新型機を作り、さらに飛行船技術を得たジャロウデク王国が、クシェペルカ王国へ侵攻したお話。エルたち銀鳳騎士団は救援に向かうわけなんですが、相変わらずエルは唯我独尊でマイペースですね(苦笑)当初一方的に蹂躙される展開も、祭りに参加しているつもりのエルと、銀鳳騎士団が参戦して対抗策を講じてからは、流れが一気に変わって、自らも愛機イカルガを駆っていいところで大活躍でした。お話としてはもう少し巻数使って書いても良かった感はありますが、痛快なエルの活躍は面白かったですし、次巻が楽しみです。2014/04/28
こも 旧柏バカ一代
33
何百年振りに革新的なロボットを開発したのにソレをパクられれた。自国は魔獣の侵攻の防波堤になってるのに、その背後となる国に侵攻して来て首都を陥落させた。 しかも、奴等は革新的な技術を提げで来た。ロボット6機を空中輸送出来る画期的な船を携えて。 それを見たエルくん大興奮。 奪われたなら奪っても良いよね?って感じで相手の王族に首置いてけならぬ、機体置いてけと曰う。王族ゴトキの首は要らんらしい w勧誘されても自国以上に権利をくれないからって断るし w半分挑発だったみたいだけど。 ホント、腹黒いわ。2020/01/02
まりも
24
大西域戦争回にして主人公専用機のお披露目回。自国から場所が変わっても好き勝手して相手を蹂躙し続けるエル。この作品に出てくるキャラの中で一番凶悪なのはエルで間違いないな笑 国王が亡くなり乗っ取られてしまったクシェペルカ王国での快進撃は読んでいて楽しかったです。戦闘の合間ではアディがエルを完全に抱き枕にして一緒に寝たりキッドはフラグ立てたりとある意味お約束展開でしたね。唯一不満があるとすればメカデザ、挿絵がどんどん手抜き化してるように見えた点でしょうか。とりあえず次巻も期待してます。 2014/04/29
瀧ながれ
23
ロボ再読。彼らは、戦いのなかで進化している、物理的に。製造班が有能なんだな。そのうえ倒した敵機体をもれなく持ち帰って、研究したあとは部品を使い回すので、材料が足りなくて機体が作れないという事態にはならない頼もしさ。これまでは人間型の幻晶騎士が脚で移動する、魔力が足りなくなるので無理な行動はできない、のが常識だったので、エルが作った人馬型やジャロウデク王国が自信満々で飛ばした飛行船の移動力は、世界の常識を変えるレベルなんだな。イカルガが初陣を飾りましたが、笑いながら殴るので、エルくんの方が悪役みたいですよ。2017/08/21
瀧ながれ
23
対魔獣のためのロボットとして描かれていた幻晶騎士が、いよいよ国家間の戦いへと出陣。しかも以前にこちらの新型機を盗み出した国らしく、おまけにエルくんに勝るとも劣らないマッド研究者によって、予想外の機体が生み出されている。ものすごい勢いで世界の幻晶騎士技術が進化していて圧倒された。そんななかで、味方の小型機体が見事な暗躍を見せてくれたのが、なんだか嬉し頼もしい。普段双子の妹と規格外の幼馴染みの派手な言動に隠れていたキッド少年が、今回はいいとこ見せてくれました。あと、最近はディー先輩がかっこよく見える、なぜか。2017/07/27