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出版社内容情報
大人気ロボットファンタジーの第3弾。今回も新型機が続々登場! エルの暴走が止まることを知らない!
内容説明
エルネスティは、新型幻晶騎士テレスターレを生み出した。彼の身を案じた国王アンブロシウスは、彼の護衛として、またその力を生かすために銀鳳騎士団の結成を命じた。騎士団を率い、エルネスティは今日も元気に暴走する。作り上げる新型機は、もはや人型ですらない半人半馬の異形の騎士。さらには新型推進器まで開発し、挙句、空まで吹っ飛ぶ始末。どこまでも止まらない彼の爆走は、やがてフレメヴィーラ王国全土へと大きな影響を与えてゆく。そんな折、アンブロシウスは彼と交わした、とある約束を果たす決意を下していた。自身が求める最大の秘密を前にして、エルネスティは期待に胸を高鳴らせるが―。大人気!ロボットファンタジー。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
52
異世界に転生して趣味のロボット作りに突っ走るお話第三弾。今巻では国のラボと新型開発競争的なお話ですね。ラボの方はエルの作った試作機をベースに安定した機体づくりを目指し、エルら銀翼騎士団はまた新たな機体を作って、それを対決させました。当然のように偏った機体で自らも参戦するエルw エルの作る機体は斬新だけど粗削りで実用に耐えうるものじゃないから、その辺をラボが量産ラインに載せていくみたいなのは、荒唐無稽の中でも現実的なのかなあと。ついに自分の機体を入手しましたね。バランスは良くないお話かもですが、面白いです。2014/04/08
こも 旧柏バカ一代
32
更なる新型ロボを開発するため騎士団を結成してその初仕事は、ケンタウロス型のロボと追加装備の開発をする。双発エンジン、2人乗りのケンタウロス型。何もかもが違う思想での開発は難航する。そしてお披露目の時に前回開発した機体の量産機と模擬戦をする。更にエルフの郷を襲った魔獣達を迎撃して、その褒美にエンジンの作り方を齧り付いて聴き出した結果。エルくん専用機、鎧武者イカルガ爆誕。 とりあえず開発は一区切り付いたが、、、 落ち着くわけが無いw2020/01/01
瀧ながれ
28
主人公機がいないと思ってたら、ケンタウルス機だとか金獅子・銀虎だとか、アールカンバーとグゥエールの大改良だとか、どれを取り出しても主人公を張れるメカがぞろぞろ。トドメはイカルガですかそーですか、すごいわー。これは、ロボット戦闘という以前に、ロボット開発物語だったのな。エネルギー源である「魔力」に限界があり、それをどう遣り繰りして能力を上げるか、という枷があるのもおもしろいです。この巻はなにしろ、ツェンドリンブルをチャリオットにしたトイボックスがかっこいいね!もうトイボックスがエルくん機でいいじゃないの。2017/07/25
瀧ながれ
26
ロボ再読。この巻で急に動きがややこしくなったのは、国立の研究工房が参加することで開発速度がアップしたから。テレスターレが幻晶騎士の常識を覆す能力であることが知られたので、既存のカルダトアが捧げられるのは道理。カルダトアはテレスターレの技術を加えられ、カルディトーレへと進化する。そしてアールカンバーはアルディラッドカンバーに、グゥエールはグゥエラリンデに、乗り手の個性に特化した機体へと改良された。巻の冒頭で誕生した人馬型ツェンドルグは双子にしか乗りこなせないため、あっという間に汎用機ツェンドリンブルに改良。2017/08/07
ナカショー
22
面白かったです。エルの暴走はとどまるところを知りませんねw今回は国のラボと銀鳳騎士団がコンペをし、競い合う回。テレスターレを改良しより安定した機体を作ったラボに対し、エルたちは常識外れの機体で挑んでました。自ら偏った機体で挑むエルは流石の一言に尽きます。そして遂にエルの専用機が登場したところで終わってたので次巻も多いに期待してます。2015/06/02