出版社内容情報
水処理施設のコンクリート防食を考える.コンクリート建造物にも長期供用が求められる時代.コンクリートの腐食,劣化は大きな問題となる.特に上水道や下水道などの水処理施設においてはより重要な問題である.本書では,まず,コンクリート構造物の特徴を知り,つぎに防食に有効である樹脂等の材料を考える.そして,すでに施工済みのコンクリート水処理施設に対する腐食・劣化対策を詳細に説明し,また今後の新たな施工の場合に有効な防食施工工法や維持管理の仕方を丁寧に解説する.
■目次 コンクリート構造物の特徴/防食用樹脂とは/下水道施設コンクリートの腐食劣化/下水道施設でのコンクリート劣化対策/防食被覆の性能設計/コンクリートの躯体処理/防食被覆の施工と施工管理/上水道施設コンクリートの防食
内容説明
コンクリート施設も長寿命化が求められる時代。腐食・劣化しやすい水処理施設をいかに維持管理するか。
目次
1章 コンクリート構造物の特徴
2章 防食用樹脂とは
3章 下水道施設のコンクリート腐食劣化
4章 下水道施設のコンクリート劣化対策
5章 防食被覆の性能設計
6章 コンクリートの躯体処理
7章 防食被覆の施工と施工管理
8章 上水道施設のコンクリート防食
著者等紹介
野中資博[ノナカツグヒロ]
1975年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。1975年島根大学農学部助手。1982年農学博士(京都大学)。1985年島根大学農学部助教授。1995年島根大学農学部教授。1995年島根大学生物資源科学部教授
三品文雄[ミシナフミオ]
1975年大阪市立大学工学部卒業。1975年日本下水道事業団入社技師。1990年東北大学工学研究科博士課程修了、工学博士。1992年日本下水道事業団愛媛工事事務所長。1994年(財)下水道業務管理センター業務部長・調査部長・戸田研究所長。1996年日本下水道事業団大阪南広域処理事務所長。2000年(財)下水道新技術推進機構技術部長・研究第三部長。2002年日本下水道事業団技術開発部総括主任研究員。2004年日本ジッコウ(株)取締役・技術研究所長。現在に至る
宇野祐一[ウノユウイチ]
1979年横浜国立大学工学部卒業。1979年ショーボンド建設(株)入社、技術研究所。1987年東京大学生産技術研究所出向共同研究員。1990年東京大学工学研究科博士課程修了、工学博士。1990年ショーボンド建設(株)技術研究所。1998年同事業本部。現在に至る
藤澤健一[フジサワケンイチ]
1994年島根大学大学院農学研究科修士課程修了。1994年日本ジッコウ(株)入社、技術研究所。1999年鳥取大学大学院連合農学研究科博士課程入学(社会人)。2001年鳥取大学大学院連合農学研究科博士課程修了、博士(農学)。2004年日本ジッコウ(株)技術研究所副所長。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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