出版社内容情報
主婦の家族への愛は昔も今も変わらぬ思い。昭和初期の台所を温故知新でたずねれば、知って、真似して、工夫したくなる家ごはん
目次
第1章 衝撃レシピ(奇想天外な組み合わせ;デンジャラスな食感;くぎづけの6色ソース;度肝を抜くワザ;きらめくおかず)
第2章 節約レシピ(底値安定食材でひと工夫;残り物、半端素材で一品)
第3章 原型レシピ(1%のひらめきと99%の努力)
著者等紹介
山本直味[ヤマモトナオミ]
戦前、主に昭和初期の婦人誌などに掲載されている和洋折衷料理をできるだけ当時のレシピのままに再現し、食するブログ「温故知新で食べてみた」をアップ。昭和初期の風俗も探求する温故知新研究家。雑誌、新聞ほか各種媒体で「昭和初期」を物語るうえで欠かせない人に。また「ちばてつや賞」「MANGA OPEN賞」などに入賞するもデビューできないマンガ家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつこ
24
「で、食べてみた」と、実際に作って食べた昔のレシピたちの紹介。料理本で大爆笑したのは初めてだし、作ってみようと思えない(ごめんなさい)想像で十分おなかいっぱいになった。表紙と中身の差がありすぎ!『度肝を抜くワザ』の章の「クリスマスサラダ」に、料理愛好家のレミさんに負けない料理が昭和6年からあったのには驚いた。料理(本)を愛する方、必見です!2015/07/23
わんこのしっぽ
22
昭和初期の和洋折衷料理の再現レシピ本。いやー発想の自由さと大胆さにビックリ!固定概念に縛られちゃイカン(笑)干物とポテトサラダの組み合わせは試してみたいかも。当時の主婦の友の記事も面白く、時代背景は違っても主婦目線は変わらないのね~( *´艸`)楽しい一冊でした。2015/03/16
やまりん
15
大正15年から昭和13年までの主婦の友に掲載されたレシピの再現と、記事の紹介。当時のままに再現し、ざっくり4段階に評価している。当時の世相が分かり興味深く読んだ。 が、残念ながら、作りたいレシピは一つもなかった。レシピが美味しそうなものは著者の評価が低く、著者の評価が高いものは、手間が掛かりすぎだったり、美味しそうに思えなかったり。写真入りの(一応)料理本を読んで、全く作らないなんて残念。私と著者は味覚が違うかもしれないが…2020/09/08
本夜見
15
図書館本。明治〜昭和初期の『主婦之友』に紹介されたモダーンなお料理…しかし目次には『衝撃レシピ』『デンジャラスな食感』(^_^;)まだ洋食の情報が少ない時に 今まであった和食と融合させて 家庭の食卓にのせる為の工夫が(苦心惨憺?!が)うかがえます。中でもカステラゼリーに興味津々…作るべきか作らざるべきか(笑)なんたって『デンジャラスな食感』らしいから(爆笑)2014/09/11
バニラ風味
14
雑誌「主婦の友」に掲載された、昭和13年くらいまでの和洋折衷料理のレシピを、実際作ってみての感想など。著者による同名のブログあり。鯖のグラタン、バナナのサラダなどの衝撃料理。胡瓜のコロッケほか、デンジャラス食感。沢山のレシピはもちろん、写真もなかなか興味深く、著者が家族何役をも演じての漫画も面白い。料理のほか、主婦の共に掲載された、昭和初期の「良人に愛人が出来た時の心得十ヶ條」なども、ふむふむ、クスリでした。2021/01/07