出版社内容情報
人気料理人・笠原将弘初のエッセイレシピ。様々な出会い、そして別れ。料理人になるまでの知られざるエピソード
内容説明
さまざまな出会い、そして別れ。料理人になるまでの知られざるエピソードと人生を変えた思い出の料理。予約のとれない和食屋恵比寿・賛否両論マスター笠原将弘、はじめてのエッセイ&レシピ集。
目次
第1章 僕のおいたち、昭和の薫り
第2章 修業時代
第3章 『とり将』時代
第4章 賛否両論、開店
第5章 家族のこと
第6章 料理にまつわるあれこれ―笠原将弘の頭の中
著者等紹介
笠原将弘[カサハラマサヒロ]
東京・恵比寿にある日本料理店『賛否両論』店主。1972年、武蔵小山に生まれる。『正月屋吉兆』で9年修業したあと、実家の焼き鳥屋『とり将』を継ぎ、2004年に『賛否両論』を開店。あっという間に予約のとれない人気店になる。テレビの料理コーナーや料理教室で活躍するほか、イベントの出演や講師などさまざまな活動に挑んでいる。2013年秋には『賛否両論』の2店目となる名古屋店をオープン。現在、日本料理界で最も期待されている料理人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
霜月
17
「賛否両論」笠原シェフのエッセイ。子供の頃のこと、日本料理店での修行の日々、そしてご両親の店を期せずして継いでからのこと、自分の店を出すまでの事・・。ご両親の事や料理、お店についての想い。経営者としての視点に気付かされることも多くあり勉強になりました。食べることは生きることにダイレクトに繋がっているから大切にしたいですよね。自分の大切な人には特に楽しんでもらいたいし健康に繋がる食事をしてほしい。改めて食に関わる生活を考えました。2016/02/20
ひろちゃん
5
プロとして技術をあげたり、店を繁盛させるためには、苦労と技術と哲学が必要なんだなと思いました。生き方に脱帽!2015/09/13
ひとみ
3
人気日本料理店の店主がフランクに半生を語ったエッセイ本。レシピ付き。東京の商店街で焼き鳥屋を営む両親の下に生まれ、常連さんで賑わう店の中で働く父親の背中を見て育ったお調子者の少年が、一流の店でクセがありながらも尊敬できる先輩たちに揉まれて修行し、父の急死によって継いだ店を苦労の末立て直しと今度は自分のやりたい店を持つ…というストーリーが映像映えしそう。商店街でご近所さんに目をかけられながら育ったやんちゃ少年って実在したんだ…という驚きもあった。お仕事が好きで楽しそうな様子が気持ちいい。レシピも美味そう。2015/11/05
Sayaka Hio
3
訥々として気取らない文章に好感を覚えました。 合間のレシピがおいしそう。 にんじんの淡雪なんかはプロにお任せして、ガトーショコラと玉ねぎケーキにチャレンジしてみようと思います。 2014/12/18
エマウリ
3
書店で見かけた和食弁当の本が美味しそうだったので、こっちを読むことにしました。料理人のエッセイというのは、初挑戦かもしれませぬ。最後の方の、お客さんを迎えるにあたって色々と気配りをしているあたりが、種類は違えど客商売をしている身として、すごく勉強になりました。お店ってただあるだけじゃなくて、それと気付かせない心遣いがあちこちにちりばめられているんだなあ、と思いました。この人のご飯、食べてみたい…あと豚ヒレにベーコン巻いたやつ、肉々しいけど食べてみたい美味しそう…じゅるり。2014/03/24