内容説明
『てん』で、ラモンは絵をかくことをはじめておもしろいと思い、『っぽい』で、マリソルはラモンの絵を「好き」といった。そして、『そらのいろって』では―。空は青、じめんは茶色、葉っぱは緑…ってほんとうに？自分の目でみて、心で感じたら、ちがう色がみえてくるかもしれない。
著者等紹介
レイノルズ，ピーター［レイノルズ，ピーター］［Ｒｅｙｎｏｌｄｓ，Ｐｅｔｅｒ Ｈ．］
絵本作家、イラストレーター。米国マサチューセッツ州在住
なかがわちひろ［ナカガワチヒロ］
創作絵本や海外絵本の翻訳など、児童書のさまざまな分野で活躍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル （感想、本登録のみ）
49
大人になると、物事を固定観念で見てしまいますが、この本を読んでハッとさせられます。自由で柔軟な発想力を持とう。こうやって自由で柔軟な絵を書こうと教えてくれた恩師への著者のあとがきがとても良かったです。2018/07/07
陽子
35
絵を描くことが大好きな女の子、マリソル。ある日図書室の壁にみんなで絵を描くことになったのだけど、青のえのぐだけがなかった。‥「空は青」という規定概念を無くしてみること。この発想は素敵。様々な空を眺める事で発見や感動が生まれる。美しい絵の具の色彩は見ていて気持ちがいい。「えをかくと、そこになにかがうまれて、わくわくする」すごく共感できる。絵本って読むだけでなく、鑑賞しながら目や心でも感じられるすてきな世界。2025/01/19
☆ぴよこ☆ 「クリスマスに絵本を贈ろう・絵本を読もう」「【読メ絵本部】」
31
中3生に読み聞かせ。固定概念で考えると変に思えるが、この本を読むと、そんなこと関係なく思えてくるのがすごい。2014/06/27
かおりん
29
絵本。絵を描くのが好きな女の子マリソル。着ている服が変わっていて誰にでも絵を描くことをすすめるから学校では有名人。みんなで図書室の壁に絵を描くことになる。空を描きたいけど青色の絵の具がなく、空を眺めて考える。空は青くないことに気づいて絵の具を混ぜる。色を聞かれて自信たっぷりに答えた。「空の色よ！」著者の体験から出来たと想像できる内容。認めてくれる人が身近にいると成長できると思った。2020/11/03
anne＠灯れ松明の火
29
遠い方の新刊棚で。「空の絵を描こう」とすると、どうしても「青」と思ってしまう。固定観念ってスゴイ。じゃあ、青い絵の具がなかったら、どうしたらいいの？ 空は描けないの？ ピーター・レイノルズの作品は、さりげなく、大切なことに気づかせてくれる。2013/05/06
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