内容説明
日本中をアッと言わせた大疑獄事件や、国際テロ組織による不正入国事件など、科警研出身の文書鑑定の第一人者が、これまで携わった事件の真相を明かす。筆跡、印章、ニセ札、改ざん文書、印刷物など、多岐に渡る文書鑑定の手法を紹介し、遺言書偽造、不正会計などの身近な民事のトラブルへの対処法も解説。
目次
第1章 筆跡鑑定(世間を騒がせた竹下首相の署名は他人の筆跡;大韓航空機爆破事件の犯人「蜂谷真由美」の異名筆跡 ほか)
第2章 印章鑑定(金融機関を悩ますハンのみだれ;偽造印影は窓口で見破れる ほか)
第3章 不明文字・改ざん文書鑑定(出入国スタンプで小遣い稼ぎ;密入国を図ったタイの女性軍団 ほか)
第4章 印刷物・複製文書鑑定(この壁は越えられない、鑑定の限界;なぜわかるコピー文字の筆圧 ほか)
第5章 文書鑑定雑学集(背伸びが過ぎた鑑定書の内容;日本語版もある「FBI御案内」 ほか)
著者等紹介
吉田公一[ヨシダマサカズ]
1931年群馬県生まれ、1953年東京写真短期大学卒。国家地方警察本部科学捜査研究所に入り、科学警察研究所文書研究室室長、法科学研修所教授、科学警察研究所付属鑑定所長などを歴任。75年から77年まで、警視庁科学検査所管理官文書鑑定科長。現在、吉田公一文書鑑定研究所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふたば
4
ちょっとだけ、のつもりで読み始めたら面白くて結局読んでしまった。民事、刑事の、大きな事件や小さな事件まで、さまざまな偽造の手口が記載され、鑑定の方法や今までにどんなケースをどう解決してきたかがよくまとめられている。とても興味深い。いつも何の気なく書いている文字も見る人が見れば、様々情報の塊なんだなと実感した。2018/03/19
イロ塗り
3
自分を証明するのって、難しいんですね。勉強になりました。2018/07/06
takao
1
ふむ2017/11/15
えきゅー
1
タイトルはあれですが、面白かったです。筆跡以外にも、ニセ札鑑定の話とかあり。「筆跡」って、コピーじゃちゃんと鑑定できないのねえ と、著者の熱弁に納得しました・x・2013/06/19
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