内容説明
消えた指紋の採取テクニック、DNA鑑定のしくみ、ひき逃げ車両の特定手法、筆跡鑑定のポイントなど、現場に残された微細な証拠を頼りに難事件を解決に導く科学捜査の全貌をカラー&図解で徹底解説。最先端の捜査技術が犯人を追い詰める。
目次
巻頭特集 科学捜査ツール
第1章 科学捜査とは何か―その意義と捜査の流れ
第2章 指先が残す確かな証拠―指紋鑑定
第3章 遺伝子から犯人を探る―DNA型鑑定
第4章 体の一部が犯行を物語る―血痕・体液・毛髪鑑定
第5章 見えない犯人像を暴く―画像解析
第6章 そのとき現場で何が起きたか―交通事故・火災鑑定
第7章 文字の中に潜む犯人―筆跡鑑定
第8章 犯人の声に耳を澄ます―音声鑑定
第9章 さらなる難事件に挑む―そのほかの科学捜査
付録 科学捜査の過去と未来がわかる資料集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不見木 叫
11
これを読むと国内ミステリであの手この手でクローズドサークルが作られる理由が分かる。古典的な密室や足跡トリック程度なら科学捜査の手に掛かれば子供の悪戯を見抜くように看破されてしまうだろう。ただし、化学捜査によって得られた手がかりは容易に揺らがないためそこに開拓の余地はある。2021/08/17
sawa
4
☆☆☆ 科学捜査がここまで進んでいるとは驚いた。起きた事件を解明するのはもちろん、この能力が犯罪の抑制につながるといい。(図)2010/12/05
おかゆ
3
未解決事件が減らないのが不思議に思うほど、科学の力が進歩しているのが解りました。解説の写真が豊富で解りやすく、海外や過去の事件を新たに知ることが出来たり、アメリカが捜査の最前線だと思っていましたが、日本発祥の捜査方法も多く、勉強になりました。2012/12/08
かめぴ
2
こういう本を読んで、どうこう・・とかはないが、興味はある。なので読んでみたが、やはり凄い。科学の力ってこんなとこまで来てるのね。と素人のワタシは浅はかに思う。2012/04/03
akanishi
1
悪いことはできませぬなあ、と2016/08/18