内容説明
読む者の心を圧倒的な筆力で揺さぶる伝説の作家、佐瀬稔の幻の作品が今蘇る。4度の拳骨折の挫折から世界チャンピオンに上りつめた伝説のボクサー浜田剛史の軌跡に迫るドキュメンタリー。
目次
第1章 謎
第2章 渇望
第3章 掟
第4章 標的
第5章 陥穽
第6章 地獄
第7章 極限
著者等紹介
佐瀬稔[サセミノル]
1932年神奈川県生まれ。ノンフィクション作家。東京外国語大学中退後、報知新聞社に入社、73年に退社しフリー作家。85年『金属バット殺人事件』で、日本推理作家協会賞、91年『ヒマラヤを駆け抜けた男』でミズノ・スポーツライター賞を受賞。98年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みむら しんじ
1
日本人ボクサー史上でも屈指のハードパンチャーであるがために幾度も拳を骨折し、それにめげることなくまた立ち上がる浜田剛史の時代の物語。しかし、その豪打が皮肉にも彼の選手生命を決めてもしまった。幼少より世界チャンピオンになることだけを人生の最大にして唯一の目標と定めてからの浜田剛史には、それは金ではなく人生そのものだった。「ノブレス オブリージュ(高貴な行動」を武士のごとく精神の支柱に定め、見返り報酬ではない短いボクサー人生だった。晩年期となった佐瀬稔のどこまでも抑えた筆致がかえって凄みを出す。2013/05/11
Kusashiai
1
WOWOWのExcite Matchで毎週解説をしている浜田 剛史氏。過去の試合映像も幾つか観たこと有るし、世界チャンピオンになる道のりも知っているつもりだった。しかしながら、正に「知ってるつもり」だった。ここまで険しく、厳しい選手人生を歩まれていたとは……。解説などでの発言の重みを支える経験は伊達じゃ無かった。2010/11/21
半木 糺
0
万言の言葉を尽しても、語りきれない領域が存在する。世界戦における浜田剛史はまさにそれであった。あの3分9秒の間、浜田剛史はこの世に生きる人間とは違う理の場所に確かにいた。ただただ、神々しい。2011/09/04
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