内容説明
生き方に迷っときに、見直したい、44の道元の言葉。「正法眼蔵随聞記」から人生の指針となる言葉をとり出し、解説する。
目次
1章 「しがみつかない」で生きてみる(捨て切らなければ、新しく学ぶことはできない;善事をすれば人に知られたく思い、悪事をすれば人に知られたくないと思う ほか)
2章 「究める」ことに無心になってみる(見せびらかそうとする心は自分まで欺いてしまう;財宝を施したことを誇る人は、徳ある人とはいえない ほか)
3章 「欲得」に惑わされず、真実を見る目を養ってみる(捨て切れば、道が得られる;悪事は一時的に儲かることがあっても、やがてダメになる ほか)
4章 「私心」を無くして、小さな幸せにひたってみる(道のためには身命を捨て、正しい道理を貫け;君子は牛に勝るが、牛と争うことはない ほか)
著者等紹介
公方俊良[クボウシュンリョウ]
敦實親王菩提寺蒼竜寺第41世貫主。国際仏教伝導学院長。1941年、京都生まれ。中央仏教学院卒業。天台宗系門跡寺院において得度。檀家を持たず、講演と著作による伝道のみで寺院を護持し、社会教化に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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