内容説明
つけたい名前のイメージはあるけれどどうやって候補をしぼったらいいかわからない…。個性的で、おしゃれで、呼びやすくて字画的にもいい名前をさがしたいけれど…。祖父母にすすめられる名前は気がすすまない。説得するための理由と裏づけがほしい…。名づけの悩みは千差万別。実際に寄せられた相談・質問を、ていねいな回答とともに1冊にまとめました。応用できる基本のリスト・データもいっぱい。
目次
1 いろいろな名づけ(名前とは何かについての誤解;名づけで、何が子どもに伝わるのか? ほか)
2 名づけで注意すること(名づけの注意点に関する誤解;漢字と熟語では意味が変わることも多い ほか)
3 画数・姓名判断について(姓名判断は占いのひとつ;姓名判断に根拠はなくていい)
4 出生届・使える字・改名について(制度やルールをばかにしてはいけない;「名前をつけた」も「名前を変えた」も、戸籍に登録されてこそ)
5 名前の流行から見えること(名前で伝わるのは、名前ではなく感覚;無意識という不可解な世界 ほか)
著者等紹介
牧野恭仁雄[マキノクニオ]
命名研究家。早稲田大学理工学部卒。一級建築士。易学、占いの研究のあと、長年漢字と名前の研究を続けている。雑誌やテレビなど多くのメディアや相談会でアドバイスを展開する名づけの第一人者。第一生命の相談コーナーをはじめ、インターネットや郵送で名づけ相談を受け、アドバイスをしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
姫右近
1
読みものとして面白い。流行の名前にはその時代の「欠乏感」が見える。読めない名前や奇抜な名前の根っこにあるのは人間の無力感である。などの意見を興味深く読んだ。2014/07/23
ハルバルミチル
0
姓名判断か名前羅列本が溢れる名付け本のなかでは珍しく「どういう考えで名付ければよいのか」という観点から書かれた本。一定参考にはなった。キラキラネームに厳しすぎる感はある。なにせ「愛」を「まな」と読ませることすら反対という御仁である。また、ある事件の犯人の名付けの過程に関して論を述べている箇所(pp145-146)があるが、全く共感できない。専門だから牽強付会的に名前で社会現象を分析するのもある程度は仕方ないが、これは難癖にしか思えない。2016/07/31
yama
0
姓名判断に左右されず、素直に名づける姿勢に共感2021/01/26
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