内容説明
リーフはレディ・フライデーに捕らえられ、罠にかかったアーサーに、殺戮の手がのびる―そして、世界は一途、破滅の道へ!―。
著者等紹介
ニクス,ガース[ニクス,ガース][Nix,Garth]
1963年オーストラリア、キャンベラ生まれ。キャンベラ大学卒業後、編集者となるが、その後、ヨーロッパ、中近東、アジアを放浪。マーケティング・コンサルタント、出版エージェントを経て、現在にいたる。『古王国記』シリーズ(主婦の友社)でファンタジー作家としての確固たる地位を獲得。『セブンスタワー』シリーズ(小学館)は映画化も決定し、『王国の鍵』シリーズはどの巻もベストセラーになるなど、現代を代表する作家のひとりとして大活躍中
原田勝[ハラダマサル]
1957年生まれ。東京外国語大学卒業、埼玉県在住。英語圏のヤングアダルト小説を中心に翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がるっち
10
段々ファンタジー色にホラー色が濃くなってきた。人間の病気が彼らにとっては最高の娯楽品だが、今度は人間の記憶をまるで麻薬のように楽しむフライデーとその部下たち。リーフ、今回も頑張った。アーサーがどんどんハウスの人間(?)になっていってるし、しっかり自分に背負いこまされた責任を自覚するようになった。ハウス、上層に行けば行くほど、権力しか大事にせず、高慢ちきで実は自堕落で呆れる。無の波に襲われてしまったハウス下層、一体この世界はどうなってしまうのか。 2014/11/10
杏子
5
しばらく間が空いてしまったせいか?前ほどはのれなかった。何よりレディ・フライデーの印象が薄い気がして… 物語としての吸引力が足りてないような?アーサーは鍵の力を使うたび、人間から遠ざかった存在になってしまうが、一方、ハウス後継者としての威厳や風格が備わっていくところであり、今後はどのようになるのか?興味がつきない。地球のもといた場所に帰りたいのが一番だろうが、読者としてはハウス世界にも魅力がいっぱい。いつまでもこの冒険が続いてほしいような…? 6巻は間を空けないうちに読みたいものだ。 2011/06/12
にま
5
そして、恐怖の金曜日。レディ・フライデーがつかみどころがない感じで、ちょっと読みにくいところもありましたが、何とか終わった感じです。アーサーも腹くくってきているし、リーフはなかなか頼もしいですね。マダム・プライマスは果たして・・というのが、目下の注目点です(笑)2011/02/17
Grog
4
しばらく前に出ていたのに気づかなかった(汗。今回のレディ・フライデーは恐ろしい!おまけにハウスも色々大変なことになってる。アーサーの魔法レベル(?)はもう半分になって、これ以上使うと人間に戻れないし。ああ、また気になるところで終わってしまった。でも、次は6月の予定とか。楽しみです。2011/05/04
ななみ
4
アーサーの、家族を助けたい仲間を助けたいという思い。でもそのためには鍵の力を使わなければならず、そうするとどんどん人間から遠ざかっていく。 アーサーはどういう決断をするのだろう。サタデーのたくらみ、サンデーの正体は?気になることがたくさんです。2011/04/27