内容説明
死闘の末、第一の鍵を手に入れ、ようやく現実世界にもどってきたアーサーのもとに、「ハウス」にいる「遺書」から、一本の不吉な電話がかかってきた。第二の鍵をもつチューズデーが、アーサーを破滅させてやろうと陰謀をめぐらせているというのだ。電話を切ったとたん、アーサーのまわりでつぎつぎ奇妙なことがおこりはじめる―ぞくぞくする謎に、息もつかせぬストーリー―これぞガース・ニクス・ワールド。
著者等紹介
ニクス，ガース［ニクス，ガース］［Ｎｉｘ，Ｇａｒｔｈ］
１９６３年オーストラリア、キャンベラ生まれ。キャンベラ大学卒業後、編集者となるが、その後、ヨーロッパ、中近東、アジアを放浪。マーケティング・コンサルタント、出版エージェントを経て、現在にいたる。『古王国記』シリーズ（主婦の友社）でファンタジー作家としての確固たる地位を獲得
原田勝［ハラダマサル］
１９５７年生まれ。東京外国語大学卒業、埼玉県在住。英語圏のヤングアダルト小説を中心に翻訳（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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乃宮はじめ
11
月曜日に引き続き、火曜日。あ、やっぱりそのまま直行しちゃうのね、ということで冒険に突入。擬人化されているチューズデーがまた面白い。アーサーに対する嫌がらせのやり方が違うのもいい(？)。マンデーはハウス下層を支配してたから火曜日は中層、と素直に上がらないのも面白い所だ。／創造の元となる「無」という存在に対しての興味が湧いた。力があればどんなものも形作ることが出来るけど、加工前の純粋な物質は害しかもたらさないし、世界を破滅させてしまう可能性もある。そのギャップがたまらない。2011/11/04
杏子
6
1巻から引き続き、ジェットコースターに乗ったようにめまぐるしい展開が次から次へと続き、全く飽きさせなかった。主人公アーサーは順調に？運命を引き受ける、なんていうことはなく、これでもかこれでもかというほど悲惨な目に会いつづける。でもまあ、それもあってこの先を知りたい！という気にもなるのだろうな。地底界のようすも目に浮かぶほど鮮明に描かれていて、ファンタジーとしての魅力的な道具立ても申し分なく、楽しめた。2010/05/23
しろまち堂
5
アーサーって、いろいろ読んだファンタジーの中でかなりかわいそうな巻き込まれ型ヒーローだと思ってましたが、今回さらにかわいそう度がアップ！疲れ果てて帰ってきて、一休みもできないでまた次って…★この調子で1週間が続く可能性が高いってことは、シリーズが終わった時に私の中でアーサーは「ベスト・オブ・かわいそうなヒーロー」になっていそうです。。。2010/01/30
にま
5
表紙をめくっていきなり「二日目－世界は暗闇につつまれた。」なんてつかみはＯＫですよね。今度の相手は『地底界』のチューズデー。アーサーは無事に鍵を手にすることができるのでしょうか？仮想空間と現実社会の時間の流れが違うという設定はよくありますが、この話も同じです。この展開だと、アーサーは一週間でけりをつけないといけないことになりそうです！なんて忙しい！！大丈夫か？アーサー。2009/10/22
りうかん
4
ようやく月曜日をクリアしたと思ったら、休む間もなく火曜日の管財人がやってくる。ハウスの世界へ舞い戻り、火曜日の世界から封印された遺書を取り戻し創造主の石を見つけ出すことができるか？太陽の向こう側に封印された第二の遺志に、アーサーは自分が後継者であることを認めさせることができるのでしょうか？ この作家のイマジネーションは凄い、展開が読めないのに面白い。でもやっぱりやや難解。小学生高学年向き。2014/09/23
