内容説明
時代の奔流に抗い、映画を通して愛を貫いたチャップリン。極め付きの身体芸、痛烈な社会批評、そしてユーモアとヒューマニズム…。数々の傑作群は世紀を越え、国境を越えて愛され、かつ問題提起し続けている。放浪紳士チャーリーの足跡を丹念に辿るとともに、近年発見された新事実や膨大なNGフィルムを読み解き、「チャップリンの現在」を考察する。
目次
第1章 1889年―チャップリンの帝国
第2章 1918年―チャップリンの失敗
第3章 1928年―チャップリンの性
インターヴァル 1932年―チャップリンの日本
第4章 1940年―チャップリンの戦争
第5章 1952年―チャップリンのユーモア
著者等紹介
大野裕之[オオノヒロユキ]
脚本家・大阪市立大学講師。1974年大阪府生まれ。京都大学大学院博士課程修了。専攻は映画・演劇学。チャップリン映画祭「Love Chaplin!」や日本版DVD、英米のチャップリン関連映画を監修するなど、チャップリン研究家として国際的に活動。英国チャップリン学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



