内容説明
とうとう「ネバーランド号」までが、悪名高い“黒ひげ”ひきいる海賊船におそわれた。黒ひげの狙いはもちろん、史上最大の宝がつまっているというトランクだ。はげしい嵐のなか、トランクを守ろうと必死に戦ったピーターとモリー。けれど、ピーターは争いのさなか、海に落ち、モリーもピーターを追って、さかまく波間に身を投げた。やがて〈ネバーランド号〉は、岩礁にたたきつけられてくだけちる…。海にほうりだされた子どもたちは、ある島に流れつく。切りたった崖と、美しい入り江、深いジャングル、そして奇妙な音―そこは、ふしぎがつまった島だった。
著者等紹介
バリー,デイヴ[バリー,デイヴ][Barry,Dave]
1947年生まれ。アメリカの人気ユーモア・コラムニスト、ジャーナリスト、作家。アメリカ国内外の数多くの新聞にコラムが掲載されているほか、20冊以上の著書がある。マイアミ・ヘラルド紙に在籍中の1988年に、ピューリッツァー賞を受賞している
ピアスン,リドリー[ピアスン,リドリー][Pearson,Ridley]
1953年生まれ。犯罪小説のベストセラー作家。アメリカ人として初めてレイモンド・チャンドラー/フルブライト奨学生に選ばれ、オックスフォード大学で推理小説を学ぶ
海後礼子[カイゴレイコ]
翻訳家。1972年東京生まれ。国際基督教大学卒。成城大学大学院で西洋美術史を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミミネコ
4
娘ちゃんの疑問からこんなにわくわくするお話が出来上がったなんて、娘ちゃんありがとう!続編もあるようなので借りようと思います。2018/08/17
調“本”薬局問悶堂
1
ディズニーで映画化も決まっているそう。 きっと素晴らしい映像になると思う。映画化される前に読むことができてよかった。他の人が作ったネバーランドじゃいやだもの。 大人にならない島で生きていくことを決心した子ども。そこはJ・バリーのピーター・パンを読んだ時のようなやるせない気持ちになった。 《2020年6月 登録》2008/01/06
りんこ
1
再読。ネバーランドにいる色々な人たちがなぜこうしてこの島にいるのか、それが明らかにされている。それが星の砂にあったとは…。とても楽しく読むことができた。あとがきを読むと続編もあるらしいのでそちらもぜひ読んでみたい2011/04/29
み~くま
1
上下二巻に分かれていますが・・・思わず一日で読みきってしまいました。2008/03/17
ほずみずほ
0
前巻より流れがよく面白かった。(7→)2009/11/24