内容説明
オリビアは、管理人をしている父親と、NY西95丁目のマンションに越してきた。引越しはこれで4度目。でも、こんどのマンションは今までとちょっとちがう。全面ガラス張りの部屋に住む老婦人、熱帯雨林のジャングルみたいな部屋にひそむトカゲたち、世にも美しい音色のほら貝を吹く謎の女性に霊媒師…。きみょうでふしぎな人たちでいっぱいのマンションで、オリビアをまちうけていたものは―2003年ベスト・チルドレンズ・ブック賞、2003年ブック・オブ・ザ・イヤー賞、2003年全米書店が選ぶトップ・テン・チルドレンズ・ブック。
著者等紹介
ポッター,エレン[ポッター,エレン][Potter,Ellen]
ニューヨークはウエストサイドの北にあるマンションで育つ。11歳のとき、学校の図書館で作家になろうと思いたち、大学で小説の書きかたをまなぶ。卒業後は、ペットの美容師やウエイトレス、美術の先生、とびなどなど、さまざまな仕事をしながら、物語を書きつづけた。現在は、夫のアダムとおさない息子といっしょに、やはりニューヨークでくらしている
海後礼子[カイゴレイコ]
翻訳家。1972年東京生まれ。国際基督教大学卒。成城大学大学院で西洋美術史をまなぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
1
マンションの奇妙な住人達とオリビアの絡みによって進むお話。途中映画『シックスセンス』を思い出させる描写あり。勝手にドアが開く、声をかけても無視される…オリビアの能力で救われたブランウェル良かったんだよ!児童書だからとあまくみていたが意外と面白かったな~2015/07/18
チョコ大福
1
張り巡らされた伏線がラストにしっかりと回収されていきました。お見事。2010/03/16
りんこ
0
初読。2016/04/24
けいねこ
0
シリーズ名からすると、霊媒師としてのオリビアの活躍の物語のようですが、ページの大半はオリビアの出会った住民たちについてです。それが、結構とんでもない話なんですが…… どうなってしまうかと思ったお話が、伏線の行方として収まるべきところに収まったのはなかなか気持ちが良かったです。 せっかく居場所を見つけたオリビアですが、次巻の予告によると、またどこかに移らなければならないみたいです。そこにもまた、とんでもない住民がいるみたい。能力に目覚めたこともあり、次からはいよいよ霊媒師オリビアの活躍物語になるのかな?2007/11/15
そら
0
奇妙なマンションの住人のお話2012/05/27