出版社内容情報
子どもが小さいころに有効だった言い方は、10代になると効果がなくなります。幼いころと同じような言い方を続けていると、思春期真っ只中の子どもはうっとうしく感じ、親とのコミュニケーションを閉ざしてしまいがち。でもまもなく社会に出て行く子どもたちにとって「コミュニケーション力」はとてもたいせつ。それを育てる手助けは、ほかでもない親だからこそできるし、またしなくてはならないのです。うるさく干渉されるのをひどく嫌がるその一方で、実は親の無関心な態度に傷つく複雑な10代の子どもたちに対し「あなたの話を聞く用意はあるよ」と、いつでもコミュニケーションの門は開けておきましょう。話をしたがらないわが子にどう話しかけるのか、また「ウッセー」「べつに」「ビミョー」というような、会話として成立しない子どもの言葉に、どう応答したらいいか、さまざまな事例に基づいて、具体的なスキルを提言します。とくに会話のヘタな父親にこそ読んでほしい1冊です。
内容説明
「べつに」「うっせーな」「ビミョー」で子どもとの会話をあきらめていませんか?社会で通用するコミュニケーション力は家庭で身につける。
目次
1 親子の絆を深めるコミュニケーション(管理するのではなく信頼関係を築こう;本音でコミュニケーションをつづける努力をしよう;おはようコミュニケーション;めしコミュニケーション ほか)
2 子どもの自立を促すコミュニケーション(問題が起きたときが話し合いのチャンス;子どもを尊重する4つのアプローチ;時間感覚コミュニケーション;金銭感覚コミュニケーション ほか)