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十牛禅図―般若心経の「空」の心を知るための絵物語

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  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784072472033
  • NDC分類 188.8
  • Cコード C0015

出版社内容情報

『般若心経』を超える、本当の自分を生きる禅の智慧。本当の自分を牛に見立て、その牛をめぐる10の物語からなる『十牛禅図』。2千年もの間語り継がれてきた『十牛禅図』が鮮やかに蘇る。苦悩とは、本当の自分とは、生きるとは何か。善いとか悪いとか、損とか得とか、好きとか嫌いといった二元論を超えたところに「無心」がある。禅の心、空の心は、誰もが持つ「鏡のように澄み切った心」であり、確かに持っていると信じること。あなたの心はあなたしか持っていない。誰もあなたの心は持ってはいません。だから、自分で見つけに行くのです。『十牛禅図』は、その心を見つけるために、牛が案内をしてくれるお話です。1尋牛、2見跡、3見牛、4得牛、5牧牛、6騎牛帰家、7忘牛在人、8人牛倶忘、9返本還源、10入てん垂手。

内容説明

『十牛図』は、“本当の自分”を牛にたとえ、探し求める物語。しかし、煩悩という草がその姿をかくします。牛は見つかるのでしょうか。「悟りとは何か」という問いを、十の絵と詩でつづった「禅の智慧」。

目次

あらすじで読む十牛図(尋牛;見跡;見牛;得牛;牧牛 ほか)
禅の智慧、禅の心
「十牛図」の物語を成す「序」と「頌」
解説「十牛図」
松原哲明が語る「空の心」

著者等紹介

松原哲明[マツバラテツミョウ]
臨済宗妙心寺派龍源寺住職。1939年生まれ。早稲田大学文学部卒業後、会社勤務を経て、64年静岡県龍沢寺にて禅修行。74年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。2005年4月から一年間、NHK教育テレビ「こころの時代」で『般若心経を語る』の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめぴょん

6
写経会で紹介されていたのを機に図書館にリクエストした本。防府からお取り寄せしてくれました。十牛図というものの存在を知りませんでした。やや私にとっては読みづらかった本でした。比喩表現から引き出すことは人それぞれ違って正解はないのだと思いますが、難解と感じるというのはしっくりこないということでもあります。この方の解釈、この方の書き方との相性でしょうか。自分自身に主張を押し付けてくる人やモノには反発を覚えます。解決法としての主張を導くように提示する本に魅かれます。多分その内容が自分に合うと思えれば受け入れ、合わ2021/03/20

singoito2

4
ヤスパース「哲学」を読んで思い出して、本棚から引っ張り出しました。「ありのままを、あるがままに受け止める」ことが出来ないから、苦しんだり、怒ったり、争ったり、悔やんだりするのに、この一言で飛躍してしまうところが宗教と哲学の違いだなぁ・・・と実感。実存と限界状況の緊張関係中で実存開明がどう飛躍が生ずるか、その様子をつぶさに追求するヤスパースの方が、血が通った暖かさを感ずるのでした。まぁ、あんた、黙って座ってごらん、と言われるんでしょうが。2021/12/18

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

2
終活在庫処分キャンペーン対象本2017/07/04

ミー子

2
再読。前回(7〜8年前?)読んだ時は、初めて十牛図のことを知ったころで、平易に書かれたこの本は分かりやすく、とても感銘を受けた。今回は、「序」と「頌」の解説のところで前回とは違った受け止め方ができ、面白かった。でも後半の「空の心」のところは、今回はあまりピンとこなかったかな。いずれにしても十牛図は、禅の悟りを図示し例示した、素晴らしいものだと思う。最後が入鄽垂手というのが、良い。著者の松原哲明さんの優しい語り口も好き。2016/07/22

えす

2
「悟る」とはどういうことなのかを、平易な言葉で説明した本。七転八倒して悩んで苦しんで悟りを開いても、結局元の木阿弥というのを、「そうだよねー」と思えるところが年の功かしら。でも、二元論ではダメなんですっていうのが、理解できなかったので、きっとまだまだなんですね。2011/05/02

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