出版社内容情報
『般若心経』を超える、本当の自分を生きる禅の智慧。本当の自分を牛に見立て、その牛をめぐる10の物語からなる『十牛禅図』。2千年もの間語り継がれてきた『十牛禅図』が鮮やかに蘇る。苦悩とは、本当の自分とは、生きるとは何か。善いとか悪いとか、損とか得とか、好きとか嫌いといった二元論を超えたところに「無心」がある。禅の心、空の心は、誰もが持つ「鏡のように澄み切った心」であり、確かに持っていると信じること。あなたの心はあなたしか持っていない。誰もあなたの心は持ってはいません。だから、自分で見つけに行くのです。『十牛禅図』は、その心を見つけるために、牛が案内をしてくれるお話です。1尋牛、2見跡、3見牛、4得牛、5牧牛、6騎牛帰家、7忘牛在人、8人牛倶忘、9返本還源、10入てん垂手。
内容説明
『十牛図』は、“本当の自分”を牛にたとえ、探し求める物語。しかし、煩悩という草がその姿をかくします。牛は見つかるのでしょうか。「悟りとは何か」という問いを、十の絵と詩でつづった「禅の智慧」。
目次
あらすじで読む十牛図(尋牛;見跡;見牛;得牛;牧牛 ほか)
禅の智慧、禅の心
「十牛図」の物語を成す「序」と「頌」
解説「十牛図」
松原哲明が語る「空の心」
著者等紹介
松原哲明[マツバラテツミョウ]
臨済宗妙心寺派龍源寺住職。1939年生まれ。早稲田大学文学部卒業後、会社勤務を経て、64年静岡県龍沢寺にて禅修行。74年、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。2005年4月から一年間、NHK教育テレビ「こころの時代」で『般若心経を語る』の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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