出版社内容情報
日本では肝炎ウィルスに感染する人がたいへん多く、それが進行して慢性肝炎や肝硬変、肝臓ガンになる人もよく見られます。こうした肝臓病に対する治療法は近年急速に進歩し、インターフェロンや薬剤が開発されています。しかし、治療で最もたいせつなのは、食事療法をじょうずにつづけること。肝臓の回復力を高め、肝細胞の修復を促す食事をとるようにすれば、薬の効果をより高めることができるうえに、副作用を軽減することができるからです。本書は、肝臓病の最新医療データを基に、肝臓病の理想的な献立を立てるのに必要なおかず160種余りを紹介した献立集です。新しいアイディアで、主菜・副菜・もう一品を好みで選んで自由に組み合わせることができるうえに、栄養計算はいっさいいりません。自分の好きなお惣菜を自由に組み合わせるだけで肝臓病食を作れるのです。もちろん、毎日実行でき、長くつづけられるように、おいしくて、手軽に作れるおかずを厳選しました。
目次
主菜―良質なタンパク質がとれ、栄養バランスの要となる(肉料理;魚介料理 ほか)
副菜A―80~100kcal タンパク質+野菜が中心の健康おかず(あえ物;炒め物 ほか)
副菜B―30~50kcal ビタミンやミネラルたっぷり野菜中心のおかず(あえ物;炒め物 ほか)
もう一品―20kcal以内 主菜と副菜だけではもの足りない場合に添えたい(あえ物;おひたし ほか)
肝臓病と食事療法の基礎知識
著者等紹介
金沢良枝[カナザワヨシエ]
東京家政学院短期大学助教授。管理栄養士。日本病態栄養学会庶務理事、日本栄養改善学会評議員、日本透析医学会評議員、日本栄養食糧学会会員、日本糖尿病学会会員、日本腎臓学会会員、国際腎疾患栄養代謝学会会員。短期大学で臨床栄養、公衆栄養、栄養指導論などの栄養士養成教育にたずさわると同時に、東京医科大学腎臓科で腎疾患や糖尿病の専門栄養指導を行っている
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