さよなら、マフィンさん

ニルソン，ウルフ【文】〈Ｎｉｌｓｓｏｎ，Ｕｌｆ〉/ティードホルム，アンナ＝クラーラ【絵】〈Ｔｉｄｈｏｌｍ，Ａｎｎａ‐Ｃｌａｒａ〉/水野 綾子【訳】

イマジカインフォス（2004/04発売）

• サイズ A4判／ページ数 45p／高さ 22X22cm
• 商品コード 9784072421864
• NDC分類 E
• Cコード C0098

出版社内容情報

モルモットのマフィンさんは7才です。むかしは､キュウリまるごと1本をかつげるほどの力もちでした。でも、今ではもうすっかりおじいさんです。毛は灰色になって、くたびれています。そんなマフィンさんのところに、ある日､1通の手紙が届きました。その手紙をきっかけに、マフィンさんは、いろいろなことを思い出し始めます。奥さんのビクトリアのこと、かわいい6匹のこどもたちのこと・・・。これまでの人生をふりかえり、自分がとても幸せなモルモットだったのだと気付くマフィンさん。でも、だんだん元気がなくなってきて・・・。スウェーデンで最も権威ある文学賞「アウグスト賞」を受賞し、世界各国で感動をよんだ絵本が、ついに日本へやってきました。マフィンさんの一生を通して､“生”と“死”の意味を静かにあたたかく語りかけるスウェーデンからのおくりもの。“いのち”を考え始めるすべてのこどもたちと、元こどもたちのための素敵な絵本です。

内容説明

あなたにもわたしにもたいせつな家族やお友だちがあります。このお話の主人公のマフィンさんはペットですがたいせつにされて幸せな一生を送りました。なかよしの女の子からはときどきお手紙も届きます。さあいっしょにマフィンさんに会いに行ってみませんか。スウェーデンから届いた心にひびくいのちのお話。２００２年アウグスト賞児童書部門受賞。

著者等紹介

ニルソン，ウルフ［ニルソン，ウルフ］［Ｎｉｌｓｓｏｎ，Ｕｌｆ］
１９４８年生まれ。作家。四半世紀にわたるキャリアをもつ児童書の第一人者。ユーモアのある暖かい作風で知られ、冒険ものから人生の問題を扱った作品までテーマは幅広い。『さよなら、マフィンさん』で２００２年アウグスト賞児童書部門受賞

ティードホルム，アンナ＝クラーラ［ティードホルム，アンナクラーラ］［Ｔｉｄｈｏｌｍ，Ａｎｎａ‐Ｃｌａｒａ］
１９４６年生まれ。画家・作家。３０年にわたって幼児向け絵本などで活躍。詩情あふれる作品で人気を博している。新聞のイラストやテレビ番組にも取り組む。『さよなら、マフィンさん』で２００２年アウグスト賞児童書部門受賞

水野綾子［ミズノアヤコ］
１９５６年生まれ。エッセイ・写真を中心に活動。学習院大学大学院博士課程修了。フランス文学専攻。取材のためスウェーデンを度々訪れ、社会事情にも詳しい
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mntmt]

死について問いかけている。

2016/08/21

[しげ]

実家ではモルモットと暮らしていたので、ひつぎ台に横たわるマフィンさんの短い手足を見て、悲しくなって泣いてしまいました。ただ、マフィンさんが場面によって、ただの動物として書かれていたり、擬人化して書かれていたりするので、視点が定まらず、わかりにくいように感じました。帯ではなく、本の表紙に直接キャッチコピーがあれこれ書いてあるのもデザイン的にどうなんだろう…。ちょっと目にうるさい感じもします。

2013/10/16

[二条ママ]

長女6歳。図書本。独り読み。

2017/11/24

[Akiko Shimizu]

死ぬってどういうこと？と聞かれたら、一緒に読んであげたい本。怖くなくなりそう。｢地獄」とセットで読むとよさそう（笑）。

2013/07/01

[chino]

死ぬってどういうこと？　謎がたくさん残る、大人もじっくり読みたい本。

2012/05/27