アブホーセン―聖賢の絆

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  • サイズ A5判/ページ数 493p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784072386415
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

ライラエルと古王国王子サメスは、巨大な力をもつ何者かによって操られている友人ニコラスの救出に向かった。めざすは、〈紅の湖〉。その湖畔では、見えない敵――歴史書にも記されていないほど古い〈悪〉がじょじょに姿をあらわしつつあった。太古の〈悪〉の復活――それは、この世の終わり、すべての生命の終焉を意味していた。一方、アンセルスティエールでは、古王国国王タッチストーンとアブホーセン・サブリエルがテロの犠牲になった。新アブホーセンとなったライラエルは、自分の責任を果たし、罪のない人々を救うために、必死になって敵を追う。だが、敵の力は予想をはるかに越えていた。いまこそ、千年も前から氷河の奥でライラエルを待っていた『闇の鏡』を使うときだ――ライラエルは不評の犬とともに冥界のいちばん奥、第九門に向かう。第九門の先にあるのは、永遠の死。そこで、彼女が見たものは? そして、太古の悪との宿命の闘いの結末は――。チャーター魔術やフリーマジック、チャーター創設の秘密、モゲットや不評の犬の正体……古王国記すべての謎がついに明らかになる、シリーズ完結編。

内容説明

ライラエルとサムは、巨大な力をもつ何者かによって操られている友人ニコラスの救出に向かった。めざすは、“紅の湖”。その湖畔では、見えない敵―歴史書にも記されていないほど古い“悪”がじょじょに姿をあらわしつつあった。太古の“悪”の復活―それは、この世の終わり、すべての生命の終焉を意味する。一方、アンセルスティエールでは、古王国国王タッチストーンとサブリエルがテロの犠牲になった。新アブホーセンとなったライラエルは、自分の責任を果たし、罪のない人々を救うために、必死になって敵を追う。だが、彼女を待ち受けていたのは、予想をはるかに超えた惨状だった―。

著者等紹介

ニクス,ガース[ニクス,ガース][Nix,Garth]
1963年オーストラリア、キャンベラ生まれ。キャンベラ大学卒業後、編集者となるが、その後、ヨーロッパ、中近東、アジアを放浪。マーケティング・コンサルタント、出版エージェントを経て、現在にいたる。『サブリエル―冥界の扉』で、ファンタジー作家としての確固たる地位を獲得

原田勝[ハラダマサル]
1957年生まれ。東京外国語大学卒業、埼玉県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

25
読み友さんの推薦シリーズ3冊目。ヘッジは太古に分割され封じられた「殺戮者」オラニスを掘り出し、アンセルスティエールに運んで復活させる計画を着々と進行、国王夫妻タッチストーンとサブリエルに刺客を放つ。ライラエルとサメスは、計画を阻止すべく紅の海に急行するも、オラニスはついに国境を突破して再結合を果たしてしまう。絶望的状況の中でライラエルは冥界に入り、「闇の鏡」でオラニスを封じる方法を知り、七聖賢の力を結集して立ち向かう・・・職務を果たして倒れた兵士たちの姿には涙しました。モゲットと不評の犬も活躍します! 2020/02/03

りー

23
え?感想…「犬と猫が大物過ぎた!!」…。面白い世界観でした。まず、冥界の門が幾つもあって、死者が最終の第9界までたどり着く迄の間、死んですぐなら魔法の力で甦りOK。轟々と落ちる滝や川の流れ、凍るような冷たさもこの本における冥界の特徴。また、魔術の道具が、音楽と印であること。歌声や、ベルの音、笛の音が境界線を破る力になっている設定。神話の世界との共通点を探して楽しみながら「いやいや、そんなに人間に都合よくいかないから。」と、少々捻くれてしまうのは、私が日本人だからでしょうか。久々の海外ファンタジーでした。2021/08/19

Yumi

15
《図書館本》最後はウルウルしちゃった😭完結だけど続きあったら読みたいなぁ💖このシリーズ読んでよかった!!2020/07/18

まー

14
再読とはいえすっかり忘れていて、ラストの戦いはドキドキしました。チャーター創設時のあれこれや、ライラエルとニックの今後など、まだ読みたいエピソードがたくさん。2024/09/21

作楽

14
犬~! 最後は叫びますね。古王国は、チャーターとフリーマジックが混在した、南にあるふつーの人々とは違った価値観、生活があり、常に危険と隣り合わせ。 ふつーとの境は国境の壁。壁のこちら側は、気候や天気まで違っている。…続きとか、シリーズの違った話とかないのかしら。終わってしまって淋しいな。2018/01/28

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