出版社内容情報
子宮内膜症のおもな症状は、痛みと不妊。その子宮内膜症の診断と治療について、わかりやすく解説しました。腹腔鏡手術についても詳しく紹介しています。
子宮内膜症のおもな症状は、痛みと不妊。月経痛がひどく、婦人科に行ったら子宮内膜症といわれた、不妊に悩んで子宮内膜症を疑う、という場合が多いでしょう。子宮内膜症は、子宮内膜が子宮以外の場所に発生し、月経とおなじように出血をしてしまう病気です。子宮内膜が発生した場所により、子宮内膜症は3つのタイプにわけられます。場所により痛みのあらわれ方がちがったり、妊娠に影響が出たりします。最近話題になった卵巣チョコレート嚢胞も子宮内膜症の一種で、卵巣の中に子宮内膜の組織ができでしまうものです。月経時に出血をかさねますが、その血の出口がどこにもないため、卵巣内にドロドロとたまってしまい、人によっては卵巣が破裂したりします。子宮内膜症で死ぬことはありませんが、発生する場所が卵巣や子宮の後ろというデリケートな部分なため、治療にあたっては注意が必要です。本書では、3つのタイプを詳しく解説しながら、それぞれにあった治療のすすめ方を紹介します。また、腹腔鏡手術という負担の少ない手術について、93年から2000年まで腹腔鏡手術例1500強という順天堂大学医学部附属病院医師の監修のもと、しっかりと解説してあります。
内容説明
子宮内膜症のしくみから、セルフケアまで、すべてがわかる1冊。とくに、腹腔鏡手術について詳しく解説。
目次
1 子宮内膜症ってどんな病気(女性の体のしくみを知ろう;子宮内膜症はこんな病気 ほか)
2 病院で行う検査(病院で行う検査の流れ;問診は病気を知る大きな手がかり ほか)
3 子宮内膜症の治療(自分に合った治療法を選ぼう;対症療法で様子をみる ほか)
4 子宮内膜症と不妊(子宮内膜症と不妊との関係;なぜ、子宮内膜症で不妊になるの? ほか)
5 病院選びとセルフケア(慎重にしたい病院選び;日常生活の過ごし方 ほか)
著者等紹介
武内裕之[タケウチヒロユキ]
順天堂大学医学部附属順天堂医院産婦人科助教授。1984年、順天堂大学医学部卒業。専門は生殖内分泌、不妊症、子宮内膜症、子宮筋腫、婦人内視鏡手術
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