出版社内容情報
塩もコレステロールも原因ではない。工夫一つで高血圧も心臓病も防げる。症状がなくてもあなたの脳に起きている「隠れ脳梗塞」…など、目からウロコの新情報。
<目次より>1、塩分が少なすぎても血圧が上がる。2、病院で計る血圧値はまっ赤なウソ。白衣高血圧のおそれあり。3、降圧剤は一度飲んだら一生やめられないのは全くの大ウソ。4、中途半端な血圧管理しかできなければ、降圧剤をしっかり飲め。5、塩の害を気にするより、塩分を排泄するカリウムをしっかりとれ。6、コレステロール値が高いほうが長生きするというのは本当か。7、コレステロールは低すぎても、ガンやうつ病の原因となる。8、食事療法だけではコレステロール値は下がらない。9、コレステロールを下げる薬を飲んでも寿命は延びない。10、太っている人より、見た目がやせている人が高血圧、高脂血症になりやすい。11、女性は更年期をすぎると高血圧・心筋梗塞の危険率が上がる。12、隠れ脳梗塞は、夜血圧の下がらないタイプに多発する。13、「リノール酸が体にいい」に問題あり。むしろ血栓を増やす。14、シソ油や魚の油が脳卒中を防ぐ。15、バナナはカリウムが豊富で高血圧の人にぴったり。16、「赤ワインが心臓病を減らす」は疑問。むしろ逆効果の不安も。17、人の歩く速度についていけなくなった。それは動脈硬化の始まり…など最新情報満載。
内容説明
塩もコレステロールも悪者ではありません。大きな誤解が結果を悪くする。
目次
第1章 塩分は血圧を上げる犯人ではありません(塩分は高血圧の犯人ではない。なぜ、塩分元凶説が生まれたのか;塩分に過敏に反応する人が高血圧に=食塩感受性の高血圧 ほか)
第2章 「コレステロール=動脈硬化」ではありません(コレステロール値と動脈硬化は関係なし。目の敵にするのは間違い;コレステロール値が高いほうが長生きするというのは本当か ほか)
第3章 血圧、血液、血管の最新情報、ご存じですか(血液のサラサラ、ネバネバ、医学的には何をいうのか;血管の壁が狭くなったり硬くなったりするのは何をいうのか ほか)
第4章 食べ物や食事の大きな誤解が結果を悪くする(「リノール酸がいい」に問題あり。むしろ血栓をふやす;シソ油や魚の脂肪が、脳卒中を防いでくれる ほか)
第5章 毎日の生活の工夫一つですべてが解決(人の歩く速度についていけない。動脈硬化の始まり;朝慌てて起きて出勤、高血圧の人にとっては自殺行為 ほか)
著者等紹介
野村喜重郎[ノムラキジュウロウ]
1965年、信州大学医学部卒。現在、野村消化器内科院長とともに、湘南予防医学研究所所長をつとめる。消化器ガン、肝臓病に関する論文多数。また循環器の疾患にも造詣が深い。食事や栄養の面にも気を配った診療は定評があり、それを求めて遠く他県からも患者さんが訪れるほど
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