出版社内容情報
急増しているC型肝炎、B型肝炎の患者・予備軍・潜在不安層必携の一冊。早期発見から、最新治療の実際、生活法・食事法までを、図版を多用し、平易に徹底解説。
現在、日本国内のC型肝炎感染者は100万人とも200万人とも言われており、B型肝炎の患者も、ほぼ同数存在する。特に、C型肝炎の患者数は、平成14年度から住民健診にHCV(C型肝炎ウイルス)検査が導入されたことにより、今後さらに大幅な増加が見込まれる。本書は患者・予備軍・潜在不安層に向け、最新の情報を提供するのが目的。出来るだけ簡明・平易な記述で、早期発見から、現在行われている治療の実際までを、詳細に紹介している。本文は、①急増しているC型肝炎・B型肝炎(増加の原因)、②肝臓のはたらきと症状のあらわれ方、③C型肝炎・B型肝炎とその他の肝臓病、④なぜ、C型肝炎・B型肝炎になるのか(感染経路)、⑤C型肝炎とB型肝炎の検査、⑥症状を進行させないC型肝炎とB型肝炎の最新治療、⑦こわい!肝炎から肝硬変、肝臓がんへの道、⑧肝硬変、肝臓がんの最新治療、⑨C型肝炎・B型肝炎の人の生活法、⑩C型肝炎・B型肝炎の人の食事―からなる10章構成。理解を深めるための図版やコラムも数多く盛り込み、丁寧な解説を心がけている。研究者であり医師である中嶋俊彰氏は、最新の医学情報と最前線治療の実際を把握している、本書の趣旨に最適の著者。
内容説明
本書では、『肝臓病』が出版された後に明らかになったC型肝炎とB型肝炎の最新情報を補い、感染してから発症するまでに数年から十数年の潜伏期間がある「肝炎ウイルスのしたたかさ」をくわしく解説することで、「なぜ、C型肝炎とB型肝炎になる人がふえているのか」という疑問にお答えし、その最新治療法を説明しています。血液感染を知るには、過去の輸血血液に関連した日本の行政制度や血液管理の仕組みまでを、ある程度理解していることが必要です。この点も、本書の前半でわかりやすいように示してあります。
目次
第1章 急増しているC型肝炎・B型肝炎
第2章 肝臓の働きと症状のあらわれ方
第3章 C型肝炎・B型肝炎とその他の肝臓病
第4章 なぜ、C型肝炎・B型肝炎になるのか…肝炎の感染経路
第5章 C型肝炎・B型肝炎の検査
第6章 症状を進行させないC型肝炎・B型肝炎の最新治療
第7章 肝炎から肝硬変、肝臓がんへの道
第8章 肝硬変、肝臓がんの最新治療
第9章 C型肝炎・B型肝炎の人の生活法
第10章 C型肝炎・B型肝炎の人の食事
著者等紹介
中嶋俊彰[ナカシマトシアキ]
昭和23年(1948)、大阪府生まれ。昭和49年、京都府立医科大学を卒業、同大学第三内科に入局。昭和56年、同大学大学院を卒業、第三内科助手。平成3年、京都府亀岡保健所所長。平成5年、米国・ダートマス医科大学客員教授。平成6年、京都府立医科大学第三内科講師。平成15年より済生会京都府病院副院長・内科部長(京都府立医科大学客員講師)。専門分野は、肝臓病の病態解析と薬物治療。日本消化器病学会評議員、日本肝臓学会評議員
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