笑って伸ばす子どもの力―ユーモア詩が教える子育てのコツ11章

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784072338797
  • NDC分類 379.9
  • Cコード C2077

出版社内容情報

ユーモア詩の指導で2001年度「児童詩教育賞」を受賞した小学校教諭・増田修治さんの待望の第2作。子どもたちの詩を読み、子どもの心に目を見開かされる一冊。

子どもたちは、ほんとうによく大人を見ています。そして、笑いのタネにします。増田さんがユーモア詩に力をいれているのは、ユーモア詩が大人と子ども、そして子ども同士の関係を結び直したり、結び変えたりする力をもっているからです。しかし、はじめから詩がかけるわけではありません。「こんなこと書いたら、お母さんに怒られちゃうよー」とつぶやく子がけっこういるのです。詩を書く前から自己規制してしまっているのです。増田さんは、学級懇談会で詩を紹介しながら「こんな詩を書ける子どもって、柔らかい心の持ち主ですよね。ぜひとも子どもの表現を保障してください」と繰り返します。そして生まれた詩にはこんなものがあります。「おとうさんのあやしいけつ」佐藤大吾(3年) 「ぼくは、ホテルの温泉に行きました。お父さんがはだかで 冷たいお風呂で 飛び込みをしていました。 お父さんは けつをふって バタ足をしていました。 ぼくがけつをよく見てみると、 けつから長い毛が モジャモジャ出ていました。 ぼくは 「あやしいけつだな。」 と思いました。」こんな愉快な詩をたくさん紹介しながら、「いい子でないと見捨てるぞ!」という社会の風潮から、子どもを守ろうとする姿勢

内容説明

子育てって、こういうことだったのか!親にはわからない子どもの心の発達の謎がとけた。2001年「児童詩教育賞」受賞の小学校教諭・増田修治さんの待望の本。

目次

第1章 子どものユーモアセンスって、す・て・き!
第2章 子どもを愛せないと悩むあなたへ
第3章 お父さん、お母さんの口ぐせを考える
第4章 ユーモア詩が教える子育てのコツ
第5章 詩を通して子どもの心を知る
第6章 詩で見る子どもの心の成長
第7章 教師も心の殻を脱いで
第8章 つっぱり風の純のこと
第9章 「人間の美しさ」と「人間の醜さ」を知った出来事
第10章 「人間を深く学ぶ」ということ
第11章 さいごに

著者等紹介

増田修治[マスダシュウジ]
1958年3月、埼玉県川越市で生まれる。1980年3月、埼玉大学教育学部を卒業後、朝霞市立朝霞第四小学校、朝霞市立朝霞第七小学校を経て、現在、朝霞市立朝霞第二小学校教諭および埼玉大学非常勤講師。日本生活教育連盟研究部、全国生活指導研究協議会、日本作文の会等に所属。2001年、児童詩教育賞(日本作文の会)を受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユーリ

1
同じ学校、同じ学年、同じクラスの通う子供でも、それぞれ考えていることも、感じていることも違う。境遇も違う。そんなことがよく分かる本でした。2012/06/13

ちび

0
講演会後、予約。5ヶ月待ち。互いの詩を読み合って思いを馳せること、意見を述べ合うことは貴重なことだと思う。家庭でのユーモアが大切というのは、その通りだと感じたのでリラックスできる笑いのある家庭にしたい。テロ新聞の授業はとても良いと思った。これくらい突き詰めて物事を考えた経験は様々な事に活かされると思う。子どもが自分の気持ちを表せるよう、出来れば小学校に上がる前に語彙力をつけてあげたい。間違った言葉は言い換えてあげることも大事。2017/12/23

Akihito Sasaki

0
子どもと接するときは笑って、任せるときは任せて、寄り道してもいいじゃんくらいの度量があるといいなー。いい子とされる子と男の子らしさの関係についての考察も面白かった。2016/05/26

愛希穂

0
後で2010/03/08

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