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ライラエル―氷の迷宮

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  • サイズ A5判/ページ数 669p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784072336106
  • NDC分類 K933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

『サブリエル』の死闘から十四年――古王国では、アブホーセンとなったサブリエルを嘲笑するように各地で死霊がらみの事件が頻発していた。巨大な力をもつなにものかが裏で糸を引いているらしいのだが、それが誰なのか、何なのか、誰にもわからない。同じころ、クレア氷河の奥では、十四歳のライラエルという少女が死ぬほどの絶望感に襲われていた。その歳になってもいまだクレア族特有の「先視の力」を授からない彼女は、一族のつまはじきもの。わたしなんか、もうこれ以上生きていても意味がない――。自殺を決心し、絶壁の崖の上に立つライラエル。だが、そんな彼女の目の前に、ほかでもないサブリエルが現れる。そして、千年以上も前に予言されていたライラエルの運命がついに明らかになったとき、血にまみれた恐るべき死闘――記録にも残っていないはるか昔、チャーター魔術が創設されたときからすでに運命づけられていた恐るべき闘いがはじまった。古王国の未来は、ひとりの可憐な少女の手にゆだねられることになったのだった。『サブリエル――冥界の扉』に続き海外で数々の賞を受賞、高い評価を得たダークファンタジーの傑作がついに刊行。

内容説明

むかしむかしの物語、あなたのために歌いましょう―七つの星がきらめいた、はるかむかしのお話を!さて、その七つ星はなにをした?それはほら、チャーターを織った七つ星!五つは縦糸、最後まで二つは横糸、あちこちに七つの星はわかったが、星は九つあったはず―『サブリエル』の死闘から十四年―古王国では、アブホーセンとなったサブリエルを嘲笑するように各地で死霊がらみの事件が頻発していた。巨大な力をもつなにものかが裏で糸を引いているらしいのだが、それがだれなのか、何なのか、だれにもわからない。そのころ、クレア氷河の奥では、十四歳のライラエルという少女が死ぬほどの絶望感に襲われていた。その歳になってもいまだクレア族特有の「先視の力」を授からない彼女は、一族のつまはじきもの。わたしなんか、もうこれ以上生きていても意味がない―。だが、自殺を決心し、絶壁の崖の上に立つライラエルの前に、ほかでもないサブリエルが現れる。千年以上も前に予言されていたライラエルの運命がついに明らかになったとき、血にまみれた恐るべき死闘がはじまった―。

著者等紹介

ニクス,ガース[ニクス,ガース][Nix,Garth]
1963年オーストラリア、キャンベラ生まれ。キャンベラ大学卒業後、編集者となるが、その後、ヨーロッパ、中近東、アジアを放浪。マーケティング・コンサルタント、出版エージェントを経て、現在にいたる

原田勝[ハラダマサル]
1957年生まれ。東京外国語大学卒業、埼玉県在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

28
読み友さんの推薦シリーズ2冊目。前作から14年後、不気味なネクロマンサー・ヘッジが蠢動を始め、サブリエルとタッチストーンの息子サメス、そして未来を視るクレア一族の中でその能力が発現しない娘ライラエルの道が交錯。ヘッジの陰謀を防ぐため、2人と黒い「不評の犬」、白猫モゲットの凸凹コンビが共闘。若く経験もスキルもなく、過去の傷を引きずる2人は悩みながら、サメスの学友で拉致されたニコラスを救出に向かう。絶望的で理不尽な状況に、不承不承ながら立ち向かう若い彼らが眩しく感じます。次は最終巻「アブホーセン」に進みます。2020/01/29

りー

24
サブリエルの次代のお話。主人公は2人。1人目はサブリエルの息子、サム。彼はアブホーセンとしての才能を期待されながら全くそれに向き合う気がせず、自分の責務から顔を背けて逃げ出した。2人目は予見の力を持つクレア一族の娘、ライラエル。彼女は何歳になっても予見の力が目覚めず、自分自身に絶望しかけるが、別の役目が自分にあることを知り、一族の元を旅立つ。読むまで知らなかったけれど「アブホーセン」と上下巻になっていて、この2人が出会ったところまでで終わり。使い魔の猫と犬がそれぞれいい味を出しています。2021/08/19

Yumi

22
《図書館本》後半え?!なんてこと!!!とつい口走ってしまったw面白かった!犬派にはたまらない♡早く続き♡2020/07/14

作楽

15
読みごたえありました!先見の力を持つ一族クレアの娘が、犬と一緒に冒険し、出生の秘密にたどり着き、さらに飛躍していく。 世界観はこわいけど、目が離せない面白さ。モゲットが可愛いし、犬も可愛い❗2018/01/22

八角屋

6
再読。以前はサメスの情けなさに腹が立って仕方なかったが、自分が年を重ねてから読んでみると、それほど気にならなくなった。こういう子、いるよ。長編をたっぷり読める時間があるというのも、悪くない。2020/05/22

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