出版社内容情報
メルヘンの読み聞かせのノウハウと格好のメルヘンをまとめた現代の親必携の一冊
メルヘンを読み聞かせるだけで、子どもが現代社会から受けるストレスや不安が拭い去られ、さまざまなトラブルに一人で立ち向かっていける精神力の強さがつちかわれる。メルヘンは、多くの時代を経て語り継がれてきた、人類の知恵の賜物。そこには、人類世界に古代から存在する普遍的な問題とその解決法が記されている。子どもたちは親とともにメルヘンの世界に旅立ち、親の後ろ盾をしっかりと感じながら、そこで起こる様々な問題に立ち向かい、それを解決する術を学んでいく。もちろん、親子の絆も強くなり、子どもの親に対する信用度も増していく。ドイツでは、出版直後から大きな反響を呼んだ。子どもが成長するにつれて発生する普遍的な問題をあつかった格好のメルヘンを例にあげながら、読み聞かせのノウハウや子どもの心理をわかりやすく解説。子どもを将来のトラブルから守るために是非とも読んでおきたい、現代の親必携の一冊。
内容説明
いじめ、ひきこもり、精神不安定―将来のトラブルから子どもを守るために―育児先進国ドイツでベストセラー。
目次
はじめに(蛇の話)
メルヘンは子どもを強くする
おばけなんか怖くない(青い炎;一服骸骨)
愛と憎しみと(イワシュコと魔女;王さまの子ども)
生きること、死ぬこと(死の呼び声;だしぬかれた死神)
わたしわ友だち(年とったじいさんと孫;6人男天下をのしてまわる;けんかした2人の友だち)
心からの贈り物(食べ物をわけおしみした女の子たちと犬;卵をうむおんどり)
約束は大切(鷲との約束;恩を忘れなかった動物と恩知らずの王子)
「正常」ってなあに(おばけ鼠と2人の兄弟;せむし、足なえ、まがり首)
食べろ、そしてたくましくなれ(2人のまんまる粉ひき;尼さんと抗夫と鍛冶屋)
きょうだい―大嫌いで大好き(弟と姉;1つ、2つ、3つまなこ)
さざんが十(3つのことば)
著者等紹介
バウアー,アンゲリーネ[バウアー,アンゲリーネ][Bauer,Angeline]
1952年ドイツ・低地バイエルン地方生まれ。作家、カウンセラー、メルヘン研究家。ダンサーとして活躍後、1982年から作家活動に入る。現在までにフリーデリケ・コスタの筆名で18冊の長編小説、多数の短編を執筆。実名のバウアーではメルヘンに関する本を1冊、実用書を9冊出版している(いずれも未訳)。1991年からは心理カウンセラーとして相談室を開設し、象徴論、神話学、メルヘン研究、夢分析に基づいた心理療法により、大人や子どものカウンセリングにあたっている
池田香代子[イケダカヨコ]
1948年東京都生まれ。東京都立大学人文学部卒。翻訳家。口承文芸研究家
鈴木仁子[スズキヒトコ]
1956年岐阜県生まれ。名古屋大学文学部卒。翻訳家
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