内容説明
混迷の時代に贈る、明日を生きるヒント。本書は、仏教の知恵の泉から、今日わたしたちが遭遇する数々の難題を解消する手がかりとなる話を選び出したものである。
目次
第1章 欠点に目を向ける
第2章 自分を変える
第3章 愛について
第4章 欲望について
第5章 正義について
第6章 八正道を歩む
第7章 機械の中のブッダ
第8章 哲学的な問題
著者等紹介
大沢章子[オオサワアキコ]
翻訳家。大阪大学人間科学部卒。訳書に『あくせくするな・ゆっくり生きよう!』(主婦の友社刊)がある
メトカルフ,フランツ[Metcalf,Franz]
神学大学院で修士号を取得したのち、シカゴ大学で「アメリカ人はなぜ禅宗を信仰するのか」という論文によって博士号を取得、発達心理学とアメリカにおける仏教の研究に携わり、『Buddhist Spirituality』をはじめとするさまざまな学術誌に寄稿している。近年は、社会変動と宗教を考えるフォージ・インスティチュートの仕事に携わる一方で、アメリカ宗教学会の人間・文化・宗教部会の運営委員としても活躍している。ロサンゼルスの大学で教鞭を執る
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感想・レビュー
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なつ
33
【本書を、わたしたちの心のうちにあって、生まれ出ずるときを待っているブッダにささげる】ブッダ=『悟った人』。私達人間は皆ブッダとして生まれて来ているけど、その事を忘れてしまっているらしい。だから苦悩する。人生とはそれを思い出す為の旅路。輪廻転生を信じている私。↓を読んで納得。恩返しと恩送り。全てに愛を。『この世の生きとし生けるもののうち、あなたの父か母であったことのないものは一つとしてない。父母であった彼らへの恩を返すために、生きとし生けるものの幸福のために尽くすべきなのである。一切仏集会陀吉尼戒網喩伽』2025/06/09