出版社内容情報
脳死を迎え、心臓も止まった。しかし人工呼吸器と経管栄養で、体温は維持され、男性ならヒゲも生える。そんな植物人間を延命させる意味はない。機械のスイッチを切る、栄養を減らすだけで、完全な死が訪れる。日々脳死の現場に立ち向かう彼は、何を思い、何をよりどころに、患者と接するのか。混乱する生と死の現場が淡々と語られる。
内容説明
医療の進歩が“死”をあいまいにする。日々生み出される植物人間たち。混乱する生命倫理。家族に隠される医療過誤。そんなことが許されるのでしょうか…。
目次
第1話 誰がその「植物」をつくったか
第2話 医者が人工呼吸器をはずすとき
第3話 「植物」の捨て方、教えます
第4話 立花隆氏への手紙 著書『脳死』について
第5話 告白 家族に隠した医療過誤
第6話 壊れた脳を救う金、金、金の話