出版社内容情報
現代の子どもたちが他人と関係をもてないのはひとり化が原因。
『失速するよい子たち』の著者が再び放つ警鐘レポート。
内容説明
友達が重荷。自分が重荷。毎日が重荷。すべてが重荷と化して、もろくもつぶれる子どもたち。「家族といてもひとり」「友達といてもひとり」という、子どもの“ひとり化”は、情報化社会の必然なのか。ベストセラー『失速するよい子たち』で、現在の子育ての困難さと追い込まれる子どもたちを提示して、大きな警鐘を鳴らした小児科医が、子どもたちの置かれた状況の本質を把握して、解決の糸口を見いだす。
目次
第1章 “ひとり化”が学校を遠ざける(適応できない子はダメな子か?;他人への気づかいが“ひとり化”を生む)
第2章 幼児期から始まる“人間関係の緊張”(結果を先に見ないのが子どもの本質;学校の価値を狭くとらえるな)
第3章 子どもらしい子どもは立ち直る(親がつくり出す子どもの価値観;航空母艦型の家庭が子どもを育てる)